【心が叫びたがってるんだ。】地上波放送記念、回顧レビュー

7月22日の実写版公開に合わせ、2015年に放映された

劇場アニメ【心が叫びたがってるんだ。】が地上波発放送されることが決まった。

なので、ついでに2年前劇場で見た記憶をもとに紹介してみたいと思う。

(余談だが、この作品をスタート地点として毎月1本映画を見ることが筆者Bの習慣となる)

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。】のスタッフ再集結ということを前面に押し出しキャッチコピーとして宣伝されていた本作だが、

実際は舞台が秩父という点とキャラクターデザイン背景等が似通っているだけで

そのイメージ先行で視聴すると少し肩透かしを食らう。

(だが一瞬【あの花】キャラが相見えるのでファンサービスは◎。)

「泣ける」と大々的に一言目に謳ってるが、正直そこまでではなく

【君の名は。】と同じように、鮮やかに切ない青春を描き綺麗にまとめあげた印象である。

【あの花】のような、

過去と現在に横たわる大きな事象を巻き込んで感動を生み出す小道具は一切なく

若干生々しい家庭環境と心理描写の妖精との対話を舞台装置として淡々と物語が紡がれる。

つまり大きな心情の変化というよりは

徐々に移り変わる気持ちの切り替わりを眺めることになるので

ティッシュを有するほどナミダなみだの感動を求めるより

問題ごとを一つ一つ片づけてく小さな感動を積み上げてく楽しみ方をした方が健全だ。

英語でのタイトルが”Beautiful Word Beautiful World”となっていることから

言葉一つの重みが大きな焦点となる。

その一言で崩壊する家庭もどうかと思うが、

最後の主人公の行動を思うとあまり擁護もできない。

メインキャラ二人の親がクズすぎて微妙に感情移入はしにくいし

イジメとまではいかなくとも毒のある言葉が飛び交うのは見ていて気持ちがいいものでもない。

だが、貯めて溜めてようやく主人公が男子に吐き出した本音は

わがままで自分勝手な罵倒なのになぜか清々しく、男子が受け止めきれたのも頷ける。

(【3月のライオン】で主人公が叫ぶあの有名なシーンを髣髴とさせるのだ)

如何様にしてこの矛盾した結果になるのかは是非本編を見て納得して頂きたい。

キャスト的には水瀬いのり、雨宮天、内山昂輝、細谷佳正とまったく不安がない布陣。

水瀬の健気で頑固でたどたどしいしゃべりはチノごちうさレムリゼロを足して2で割った感じで

雨宮の凛として真面目な優等生はエリザベス七つの大罪アセイラム姫アルドノアゼロの中間くらいで

内山の冷めててボーとしてるのに低温火傷のような熱さはそのまんま乙坂有宇Charlotteだし

細谷の気性が荒いけどまっすぐで仲間思いな性質はロキ神々の悪戯ヴェルフダンまちを思わす。

個人的には主人公の成瀬順がかわいいだけで最後まで見れる良質な作品だった。

大それたファンタジーがあるわけではないので実写化に対して特に不安はないが

ネタバレして困るようなネタもないので

まずはこの機会にテレビでアニメバージョンに触れてみよう!

実写映画twitter https://twitter.com/kokosake_movie

実写映画HP http://kokosake-movie.jp/

コメント

  1. ぽんばしさん より:

    これは良いアニメ