【されど罪人は竜と踊る オルケストラ】公式アンソロジー レビュー①

【スクプリ】や【幼女戦記】の作者参加の公式アンソロジー!


いよいよ追加キャスト情報も発表され、

小出しにするにも焦らしすぎだろと思わなくもない【され竜】

こと、【されど罪人は竜と踊る】、に踊らされるファン達。

3月20日に最新21巻の発売もアナウンスされているが

そちらに先駆けて発売された公式アンソロジー【オルケストラ】も

かなり楽しめたので少しレビューしてみたいと思う。

内容はお祭り的な趣向が強くネタバレして困るようなこともないのだが

一応そのあたりには触れないようにあっさりめで記すつもりなので

ディープな感想等は別の機会というか直接言ってくれればお応えします。

コメント欄とかどうですかね?

口絵

篠月しのぶ

まずは【幼女戦記】文庫版のイラスト担当。

氏の性別は今まで分からなかったがもしかしたら女性なのかな?

と思われるほど端正なギギナとガユスの表情が見られる。

加熱シリンダー式になっている屠竜刀がかっこいいです。

山本ヤマト

続いて【紅】【終わりのセラフ】のイラスト兼漫画版作画。

とにかくイラスト前任者デザインにかなり忠実な衣装が

良く(嬉しい)も悪く(懐古)も古参ファンを唸らせる一枚。

紫で統一された色調が新鮮で雰囲気ばっちりだ。

短編小説

榊一郎

スクラップド・プリンセス】【アウトブレイク・カンパニー

ポリフォニカ シリーズ】等々、人によって彼の代表作は違うが

何れにしろ常にヒットを飛ばし続ける生ける伝説ライトノベラーである。

浅井ラボ氏との関わりも深く、よく彼の口から逸話が語られるが

視点が悪いせいか地獄のような景色に苛まれている印象が強い。

――おっとしまった、作家レビューになってしまった。

榊が描いたのは、ロルカ屋の変哲じゃなかった一日

ホートンという【され竜】の主人公ガユス行きつけの揚げ物屋のご主人で

主要人物ではけしてない。

【棄てプリ】でいうところのクーナン当たりの立ち位置である。

……いや、盛りすぎかな。

まさしく脇役が脇役っぽい自分の人生を嘆くお話で

アンソロジー一発目という舞台にしては激しく地味ではある。

ちっぽけな事象大仰に過大な字面で序幕を開ける辺り非常に榊らしい。

彼のファンでされ竜を嗜む者であれば想像した通りの展開となり

凶つ式が顕現するのに現実の何かに憑依しなければいけないという規則を

ひねくれた解釈で仕込むのが面白かった。

カルロ・ゼン

続いて【幼女戦記】の原作者で、氏は単純に【され竜】ファンらしい。

ようやくガユスが主人公で【され竜】アンソロジーっぽさが生まれる。

舞台は喫茶店でガユスが給仕に勤しむ非戦闘ながらの奮闘譚。

物事をねじれた思考でしか捉えない主人公の特徴は

【幼女戦記】も同じなので親和性のある組み合わせだと言えよう。

しかしながら読んでて思うのは、文章の癖が強い。強すぎる。

いや浅井ラボ氏も相当特徴的な文体をしていると常々思っているが

少しも原作に近づけようという意思すら見当たらないザ・カルロ節。

その色が主張しすぎていて独白部分はどう変換しても島﨑信長ではなく

悠木碧で再生されてしまうほどだ。

ギギナに対する軽口も存在Xに悪態吐くターニャそのものだ。

また、無駄な文章が多すぎてなかなか本筋に戻らない。

つらつらと長ったらしく脇道にそれてそのまま突っ走るタイプの文章で

ページ数を気にしながら簡潔に収めるという商業小説と真逆を行く造りに思える。

そしてそれは個人的に非常に好みなのだから困ったものだ。

いい意味で同人っぽく、完全に自分色に【され竜】を調理したという印象だ。

望公太

異能バトルは日常系のなかで】原作者で、氏もまた【され竜ファン】。

なんとストラトスを主人公に添え、彼の学生生活を紐解く謎解き短編となっている。

【いのバト】はアニメのみで原作を読んではいないのだが、

先が先だったので非常に読みやすい素直な文体をしている。

が、ここで描かれる物語はまったく素直じゃなく、

むしろ素直に読んで綺麗に騙されてしまった方が楽しめるだろう。

また、ストラトスには熱狂的な女性ファンが付いているので

なかなかに挑戦的な内容だとも付け加えておこう。

【され竜】ファンは書かれている内容を文字通りに解釈しない癖がついているので

割と序盤で真相が推測出来てしまうと思うが、

ミステリー出身の作家というわけでもないのに

読み直させる作品としては優秀だと思う。

【いのバト】原作も読んでみようかな。

あの鳩子ちゃんの長回しを是非読んでみたくなった。

もっと軽く書くつもりが思ったより長くなったので

↓後半はこちら↓

されど罪人は竜と踊る とは

然現象・物理法則の再現、
物質の生成を超物理的に行うための技術体系〈咒式〉。
この咒式によって、
人類はかつて〈魔法〉として恐れられた力を自在に操ることに成功した。
〈咒式〉は生活のあらゆる分野に恩恵をもたらし、
跋扈していた〈竜〉や〈異貌のものども〉すら駆逐する勢いで、
急速な発展を遂げていた。

式を使い、問題解決と賞金稼ぎの生業に明け暮れる、
ふたりの攻性咒式士、ガユスとギギナ。
混沌とした国境の街、エリダナで咒式士事務所を構える彼らに
〈竜〉を狩る仕事が舞い込むのだが、
それは絡みあう陰謀と策謀の始まりだった――。

たりの主人公の軽快にして絶妙な掛け合い、
〈咒式〉という独特な技術体系を綿密に描いた戦闘描写。
そしてなにより世界の理不尽な残酷さを正面から描き切るその作風で、
「暗黒ライトノベルの始祖にして最終作」と称される『されど罪人は竜と踊る』。
現在、小学館ガガガ文庫より19巻まで刊行され、
長らくアニメ化不可能と言われ続けた本作が、
TBS・BS-TBSにて2017年10月よりTVアニメ化!

ガユスとギギナ、天敵にして相性最悪で最高の「相棒」たちの物語が動き出す!

OP:「divine criminal」 / fripSide
ED:「décadence -デカダンス-」 / 黒崎真音

TBS: 4月5日(木)深夜1:58~
BS-TBS:4月7日(土)深夜1:30~
※放送日時は予告なく変更なる可能性がございます

タイトル:されど罪人は竜と踊る (2018)
原題:Dance with the Dragons
制作・スタッフ:錦織博 #セブン・アークス・ピクチャーズ 浅井ラボ 宮城 ざいん
キャスト:島崎信長 細谷佳正
©浅井ラボ・小学館/「され竜」製作委員会

されど罪人は竜と踊るHP http://www.tbs.co.jp/anime/sareryu/

されど罪人は竜と踊るtwitter https://twitter.com/sareryu_anime

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