【ノーゲーム・ノーライフゼロ】①メイン【レポート】

7月15日公開、劇場版【ノーゲーム・ノーライフ ゼロ】

こちらを公開初日舞台挨拶とともに鑑賞してまいりましたので

少しだけ紹介できたらと思います。

ノーゲーム・ノーライフ ゼロとは

榎宮祐が原作・イラスト両方を務めるという

ライトノベル界では屈指しかいないかなり珍しい作品。

頭が回りすぎて世間から疎まれる兄と

頭が良すぎて世界からはみ出る妹が

ムリゲークソゲーな人生ゲームから早々にドロップアウトし

ニート生活を満喫中に神が表れ勝負を仕掛られたが勝ってしまい

神は負けた腹いせに異世界へ兄妹を召喚しリベンジしようと――

したTV放送版とは微塵もかすってない6000余年前のお話し。

生殺与奪が許されない現代とは真逆で弱肉強食極まれりの

ある意味魔法と龍が闊歩する王道ファンタジーの世界観を持つ舞台である。

本編の感想としては実は特に語るべくもなく、

原作小説第6巻をそのまま抽出した一片の愛の物語

ただその巻自体が曲者で、他の巻とは独立した過去編、

いわゆる”Episode:0″というやつである。

だが”内容を正確になぞった”それ自体が偉業と呼んで差支えなく

膨大な情報料の中からしっかりと視聴者を納得させるための要素を

なんとかこうにか短時間にぎっちぎっちに詰め込んで

尚且つ早足にならないように”間”も組み込んで静と動を演出。

もとより外伝含め既刊10巻の中で一番おもしろいと評判のハードルの高さを

鮮やかに背面で飛び越え旋回、そのまま飛翔したような出来を見せてくれた。

つまるところ、TV放送にあったハイテンションギャグと数学的難解頭脳バトルを期待すると毛並みが違いすぎて唖然とするかもしれないが

原作をすでに気に入っているもしくは逆に全く知らないまっさらな状態で見れば、よっぽど斜めに構えてない限り面白いはずだと断言しよう。

そんなわけで内容知りたいなら原作読んでくれと言いたいところだが一応触れておくと

本編でいうところの人類種と機械種が仲良くできるか否かという感じで初めは進んでいく。

心とは何か、感情とは何か、

数字では測れない未知なるものに近づく度にエラーを吐く演算装置に

それが無垢に見え純粋だと感じられる思考こそが人類の尊厳であり愚かさであり

それに気づかない機械はやはり欠陥であり賢明なのだろう。

足りない部分を補い合えたとき、生命は完成する。

そう、ソラとシロが二人で「空白」であるように、

やがて二人は二人で一つに――

なれなかったことを、まるでおとぎ話を聞かせるように

神様が個人的主観たっぷりで子供に言い聞かせる。

記憶にも残らずけして誰にも語られない、そんな小夜曲を。

基本的に本筋は無力な人間が頭を使って逃げたり逸らしたりするので派手さはないが

その分兵器と天使のバトルはそれまでの鬱憤を解き放つように圧巻。

映像も音響も過剰演出の満漢全席で全身振顫

ジブリールのラスボス感にシュヴィの切迫感が

声優の演技も相まって涙腺決壊

こんなに威圧感のある田村ゆかりもさることながら

松岡禎丞の激情にもせまる茅野愛衣の切情がこれでもかと胸を押しつぶす。

ここ、一番の泣き所。

一番って言ってるくらいだから他にもあるから気を付けること。

もちろん【ノゲラ】本来のヘタレお笑い成分も上映前・本編中にあるので

感情に素直になって鑑賞するのが吉でしょう。

本編だけで長くなったので舞台挨拶編は>>②へ

スイーツパラダイスコラボレポートは>>③へ

追加情報だけ知りたいんだよという方は>>④へ

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