2017夏アニメ完走日記-type.B-①

2017夏アニメ注目の乙女向けアニメ4作品をピックアップ!

皆さん、2017夏アニメ楽しみましたでしょうか。

まだアニメにハマってから5年目の筆者Bが

序盤雑感からどう変化したか比較しながら

1クール分見終わったアニメの感想を書き綴ってみます。

あらすじを知りたい方はリンクを参照してください。

(参考にはならないと思いますが)

最遊記 RELOAD BLAST

原作:峰倉かずや
製作会社:プラチナビジョン 監督:中野英明

OP「move on! イバラミチ」GRANRODEO ED「リフレイン」ラックライフ

キャスト:玄奘三蔵(CV.関俊彦) 孫悟空(CV.保志総一朗)
沙悟浄(CV.平田広明) 猪八戒(CV.石田彰)

リメイクではなく新作。紛うことなき最新作

限りなく原作の絵柄と台詞をアニメに落とし込んでおり

ビジュアルと雰囲気の再現度の高さにファンならば誰しも満足だっただろう。

やはり特筆すべきはカメラワークで、

血飛沫や閃光等の先に構えてレンズに着弾させる演出は

臨場感やら緊迫感やら形のない要素さえも否応なく視覚に訴えてきた。

峰倉作品最大の特徴である言い回し

歴戦の声優によって重々しく扱われており

BGMによって効果的に構成。

鼓膜が感知できる限界まで至るような振動数にさえ錯覚する

……簡単に言えば、蕩けそうだ

外伝は言わずもがな、涙必至。

もとより悟空以外は生まれ変わりと明言されているので

結末は推して知るべし。

かっこいい生き様……というより死に様を須らく見よ!といった具合だ。

個人的には紗烙三蔵の勇敢さと包容力にヤられた。

玄奘はそれが魅力なのではあるが独尊気味なのに対し

紗烙のそれは慈しみに満ちており、まさに仏僧のあり方と思える。

……その表情と口の極悪さに目をつむればの話だが。

これを期に、スタッフにはどうかこのコンテンツはお金になると思っていただいて

BUS GAMER】【WILD ADAPTER】あたりにも手を付けてはみませんかね?

プラチナビジョンさま。

バチカン奇跡調査官

原作:藤木稟 イラスト:THORES柴本
製作会社: J.C.STAFF 監督:米たにヨシトモ

OP「MYSTERIUM」SCREEN mode ED「サクラメント」岡本信彦

キャスト:平賀・ヨゼフ・庚(CV.岡本信彦) ロベルト・ニコラス(CV.諏訪部順一)

概ね期待通りの面白さを保っていたのだが

トリックの解明に”未知のウイルス”や”隠し通路”の濫用は

少々ミステリーと呼ぶには腑に落ちないと思わずにはいられない。

だが主な題材となる”奇跡の解明”自体は、

先の例を抜かせば化学反応や気候の特色で大方説明できており

“氷山を下ってきた”以外は楽しんで享受できた。

……といったように、

納得できる部分と出来ない部分がどうしてもできてしまったが

むしろそれらを下敷きにして繰り広げられた人間関係の方が面白かった。

平賀とロベルトのそれはシャーロックホームズを踏襲してると思うし

ローレンやジュリア司祭といったメイン脇キャラも

やっぱり普通に変だ。(誉め言葉)

初めは聖十字の堅苦しい雰囲気に身構えてしまう

空想科学読本のように伝承や怪現象の粗をついて解明し

そのついでに周辺人物のドラマを掘り下げるという作りをしているので

難解になりすぎないちょうどいい塩梅だと思う。

よって、平賀・ロベルト両神父の睦まじさを眺めるのになんの弊害もない

二人の出会いのエピソードは、

とても美しい友情が二重にも三重にも絡まって成り立っているので、

そこをもうちょっと眺めたかった。

活撃 刀剣乱舞

原作:DMM GAMES/Nitroplus
製作会社:ufotable 監督:白井俊行

OP「ヒカリ断ツ雨」斉藤壮馬 ED「百火撩乱」Kalafina

キャスト:和泉守兼定(CV.木村良平) 堀川国広(CV.榎木淳弥)
審神者(CV.皆川純子) こんのすけ(CV.永塚拓馬)

もう、とりあえず繰り返すことになるが、映像が美しすぎる

どの場面を切り取ってもPCの壁紙として飾りたいくらい

構図・背景・そしてキャラクターとすべてが麗しい。

それらが紡ぎだす物語と言えば、堀川国広と和泉守兼定を主軸に据えている通り

新撰組の、いや土方歳三の末路に葛藤する二人の刀剣男子が針となり糸となる。

中盤から終盤にかけての堀川の思想が危なっかしくて目を覆いたくなるが

それを遂行する一番の目的に彼本来の甘さと優しさが滲み出てて

終わり方すらも華麗だ。

エンディングのないソーシャルゲームを原作にしているにも関わらず

こうして綺麗に収めている事にも感動だが

ちゃんと出演した脇役の魅力も出し惜しみせず、

まんまとすべての刀剣男子に好感を抱いた次第である。

蜻蛉切のチームマスコット化も捨てがたいが

個人的には薬研だけではなく骨喰さんちの藤四郎も気に入ってしまった。

劇場版にしろ【花丸】にしろおそらくそんなに出番はないだろうが

画面の隅っこで彼らが暴れまわる姿を見れるだけでも目の保養なので

是非プロジェクトが続いてほしい。

余談だが、あまり進んでいない【グラブル】もコラボ期間だけは頑張った。

骨喰が武器しか入らないと知ったときの失望と言ったら……

サクラダリセット

原作:河野裕 イラスト:椎名優
製作会社:david production 監督:川面真也

OP「だから僕は僕を手放す」WEAVER ED「Colors of Happiness」牧野由依

キャスト:浅井ケイ(CV.石川界人) 春埼美空(CV.花澤香菜) 相麻菫(CV.悠木碧)

ジャンルの区分け的にここに入るのはおかしいかもしれないが

他との作品数の兼ね合いでこちらに記させて頂く。

友人十数名に尋ねたにも関わらず誰一人として見ていなかった【サクラダリセット】。

個人的には近年稀に見る大傑作である。

結末が全く予想できなかった、展開も予測不能で常にハラハラした、という意味では

一番近いのは【すべてがFになる】かもしれない。

意味深なタイトルにちゃんと深い意味があったときの感動も似ている。

推理性が伴うわけではないが、少しでも失敗すると取り返しのつかなくなる事態に

幾重にも策を弄して心理の探り合い騙しあいで4次元の綱渡りならぬ網渡りの様相を呈する。

そういった意味ではサスペンスと呼べるジャンルかも知れない。

異能力というともすれば頭脳戦に於いては陳腐になりがちな設定も

より複雑な心理戦に発展し、しまいには世界を手に入れるとまで嘯く始末。

思惑が絡み合い雁字搦めに陥ってしまったこの街を救うための、再生の儀を始めよう――

まぁ、そんな小難しい観点から外れて、

どうしようもなく不器用で遠回しすぎるけど愛情に素直な彼女に感情移入してみるのも面白いかもしれない。

さて、それがどちらの少女を指しているのかは各々の判断に委ねるとして

主人公が優柔不断じゃない点も好ましい。

(尤も、そのせいで彼女は永遠に悩むわけだが)

全24話すべてに無駄がなく、最終話を見終えた後最初から見たくなること請け合い。

同時に一回完全に忘れてもう一度味わいたい作品でもある。ハルキ、リセットだ。

#10のMEMORY in CHILDRENですべてがつながった瞬間とか

ものすごくカタルシスがあった。

この感覚は【EVER17】に近く、さしずめ優春がソウマでつぐみがハルキだ。

分かる人だけわかってくれればいい。

とりあえず原作小説でも読んでもっと理解度を深めたい所存である。

実は鮮やかに狂っている主人公の内面が、もっと知れるのであれば容易い所業だ。


――というわけでお読み頂き有難うございました。

ご意見等喜んでお受けいたします。

関連記事

>>2017夏アニメ序盤レビュー

2017夏アニメ序盤雑感-type.B-①【乙女重視】

2017夏アニメ序盤雑感-type.B-②【萌え重視】

2017夏アニメ序盤雑感-type.B-③【恋愛重視】

2017夏アニメ序盤雑感-type.B-④【ギャグ重視】

2017夏アニメ序盤雑感-type.B-⑤【異世界ファンタジー】

2017夏アニメ序盤雑感-type.B-⑥【エグいアニメ】