2017夏アニメ完走日記-type.B-②

2017夏アニメ注目の萌えアニメ5作品をピックアップ!

皆さん、2017夏アニメ楽しみましたでしょうか。

まだアニメにハマってから5年目の筆者Bが

序盤雑感からどう変化したか比較しながら

1クール分見終わったアニメの感想を書き綴ってみます。

あらすじを知りたい方はリンクを参照してください。

(参考にはならないと思いますが)

アクションヒロイン チアフルーツ

原作:チアフルーツ製作委員会
製作会社:ディオメディア 監督:草川啓造

OP「情熱☆フルーツ」 ED「陽の当たる場所」

キャスト・歌唱:城ヶ根御前(CV.M・A・O) 赤来杏(CV.伊藤美来) 黒酒路子(CV.村川梨衣) 黄瀬美甘(CV.山崎エリイ) 緑川末那(CV.広瀬ゆうき) 青山勇気・元気(CV.石田晴香) 桃井はつり(CV.豊田萌絵) 紫村果音(CV.白石晴香)

ドキッ女性だらけのローカルアクションヒーロー

見事に男性の主要キャラはおらず、恋愛感情のベクトルも

(それとは明言はされていないが)女性同士で絡み合う

キスさえしない百合アニメという見方も可能。

一見チープで中身が薄そうな題材に見えるが

初回放送からあった他作品からの引用も最後まで織り込み

戦隊モノや特撮物の様式美を取り込み

古参のアニメファンをニヤリとさせれば

昨今のアイドルアニメもしくは実際のアイドルにも通じそうな精神論と

明確な役割分担と意外と凝った演出を盛り込み

新鮮さも加味されいろいろ込み込みで唸らされる。

進行も親交も振興も割とタイトで、どれか一つが欠ければ

ハッピーエンドには至らなかったのではと思うほど、

あっちの事情とこっちの事情が交錯してるのも面白い。

終盤の御前さまの不幸体質やそれに伴う実体験には共感せざるを得ない。

ある程度は開き直って耐えられるものも、

一定の負荷を超えるとぷっつり逝ってしまう様がありありと描かれていて

マイナス方向のご都合主義の積み立ては涙なくしては見守れない。

最終話タイトルに主題歌のタイトルを宛がうほど熱い展開に

例え円盤大爆死確定であろうとも確実に記憶に残る作品となったことは間違いない。

良質な作品をありがとう。

天使の3P!

原作:蒼山サグ イラスト:てぃんくる
製作会社:project No.9 監督:柳伸亮

OP「羽ばたきのバースデイ」 ED「楔」Baby’s breath

キャスト:貫井響(CV.井上雄貴)
五島潤(CV.大野柚布子) 紅葉谷希美(CV.遠藤ゆりか) 金城そら(CV.古賀葵)

タイトル一本釣り、ロリコンホイホイ、だけかの作品と思いきや

シリアスな部分では絆や幸福の定義やらで奥行きを持たせ

かわいい以外の感想も引き出された作品だった。

故に、本来なら視聴者サービスにあたるデート回や水着回が

それ以上の役割を果たしておらず、

個人的にはそこも楽器の上達や教会の存続に関わってほしいくらいに思うのだが

それだとこのアニメを見るほとんどの層の期待を裏切ることになるし

幼女である必要もなくなるので割り切ることにする。

幼女が主軸であることが、この作品の、作者のアイデンティティなのだから。

キャラ的にはソラの愛くるしさにノックアウト。

微表情なのに積極的……というか無防備でぐいぐいくる仕草が最高。

どの作品でも常に眠そうな顔してるキャラが好みなので

多聞に漏れずこちらでも贔屓している次第だが

それに加えて第6話の古賀葵の泣きの演技にヤられた感も否めない。

最終話のヒロイン作曲初挑戦の回は、

まさか今まで耳コピだけでコード押えてたのか!?と疑心を抱くが

そういえば序盤でやたら耳がいいという設定を披露していた気もするし

現実でもまれに聞く話なので許容する。

――のだが、ドラムはまぁ分かるとして

ベースもそれに追従できるというのはどういう理屈だろう。

さすがにそこは響くんが教えたのかしら?

どう考えてもルート弾きだけしてるようには聴こえない

なにより、

原作者が実際楽曲をアップロードするほど音楽に慣れ親しんでいる事実もあり

彼の好きが純粋に詰まった作品であることは間違いない。

そんな彼が描く美少女は得てして吸収力の高さや健気に頑張る姿に満ち溢れている。

まったく、小学生は最高だぜ。

ようこそ実力至上主義の教室へ

原作:衣笠彰梧 イラスト:トモセシュンサク
製作会社: Lerche 監督:岸誠二・橋本裕之

OP「カーストルーム」ZAQ ED「Beautiful Soldier」Minami

キャスト:綾小路清隆(CV.千葉翔也) 堀北鈴音(CV.鬼頭明里) 櫛田桔梗(CV.久保ユリカ)

白状しよう。

この作品を”萌え”のカテゴリーに分類してしまったことは手落ちである、と。

美男美女しか登場しないことは確かなのだが

クラス対抗の集団心理合戦、威信と出世を賭けたサバイバルゲームが

この作品の概要だと言い換えたい。

正直実力あっても狡猾な思惑に屈服させられる程度の主義じゃないか!

と思うのだが、その知略こそ実力のうちだと言われれば反論できない。

事なかれ主義のやれやれ系主人公だと思わせて実は超すげーやつ

……まではお約束として踏襲しつつ、それ以上に性格の難と癖がかなり強い。

序盤から何かにつけて暗躍し、密かに窮地を救ってきたのは紛れもなく彼で

おまけに能ある鷹が爪を剥いで別の鷹になすりつける貢献転嫁。

その昼行燈がアニメ最終局面にて大どんでん返しを仕掛ける輝きっぷりが

最高に気持ちよかった。

メインヒロインをまるっと騙し込んで利用する辺りが非常に非情で好い。

こうした原作者が勝手に構築したルールの中でキャラが転がされる作品は

主人公が優秀であれば優秀なほど面白いと感じる。

桔梗の変幻もかなり大胆で、いくら美少女崇拝が重症なアニメファンでも

流石に手のひらを返しかねない悪辣な本性を時折見せるのだが

その設定を今後どこに活かすのか……

これは何としても原作を揃えて続きをチェックしなければ気が済まない。

そういったシナリオの妙に感服している次第だが

やはりメインヒロインの堀北の第一話から一貫して”ツン”としていた態度が

最終話でようやく“デレ”た際のかわいさと言ったらない。なんだこの破壊力は!

なるほど、これが黄金比というやつなのか……

ツンデレに特にときめかない自分でもこれはちょっとクラッときた。

NEW GAME!!

原作:得能正太郎
製作会社:動画工房 監督:藤原佳幸

OP:「STEP by STEP UP↑↑↑↑」 ED:「JUMPin’ JUMP UP!!!!」

キャスト・歌唱:涼風青葉(CV.高田憂希) 滝本ひふみ(CV.山口愛)
篠田はじめ(CV.戸田めぐみ) 飯島ゆん(CV.竹尾歩美)

第1期通り安定した作画とストーリー構成で

追加された登場キャラも例外なくかわいい

第1期とは違い少々内輪もめが論点のお話もあり

より結束が固まっていくのを見て殊更キャラに愛着が湧く、までが

健全にこのアニメを見ている大概の人の意見だと思う。

人と人とは別の生き物だから歩く速さも思いの伝え方も違うというのは

某アーティストの歌詞の一節だが、

在籍組と新人組の見ている景色の違いというのが

心苦しくも共感した人は多いのではないだろうか。

個人的には先輩組、八神コウ(CV.日笠陽子)、遠山りん(CV.茅野愛衣)

両名の関連性、やり取り、中の人の演技に特に感動した。

二人が主演している作品と言えば【ノーゲーム・ノーライフ】が浮かぶが

今期は【シンフォギア】でも共演している。

当然だがどちらもどちらとも全く違う声のトーンで

前情報なしでは同一声優だと気付かない可能性すらあるほどの演技力。

コウのシリアス部分は”だらしなくも立派な先輩”以外の何者でもないくらい

日笠陽子という人物を知っていればいるほどイメージとかけ離れるし、

茅野女史は三者の声のレンジが広すぎる。

昨今の若手声優は実力がないとか個性がないとか揶揄する風潮が多少あるが

単純に絶対数が多くて拮抗しているだけだと思う。

まぁ礎を築いた先人を尊敬するのは常識として

ゲーム業界も同様に、先輩と後輩がお互いに健全に切磋琢磨していける環境が整えばいいのになと強く願う。

(某ゲーム会社の友人の惨状に眼を逸らしながら)

サクラクエスト

原作:Alexandre S.D. Celibidache

制作会社:P.A.WORKS 監督:増井壮一

OP「Lupinus」ED「baby’s breath」(K)NoW_NAME

キャスト:木春由乃(CV.七瀬彩夏) 四ノ宮しおり(CV.上田麗奈)
緑川真希(CV.安済知佳) 織部凛々子(CV.田中ちえ美) 香月早苗(CV.小松未可子)

キャラクター原案がBUNBUN、キャラクター原画が関口可奈味という

個人的に今のところハズレがない両名のデザインが光るオリジナルアニメ、

その2クール分も無事放送を終えた。

大きな作画の崩れもなく、「だんないよ」「おでん探偵」「正直」と

強引なキャラ付けも相まって、田舎の広大な普遍の中でも埋もれない濃さが

終始画面全体を印象的に動きまわていたと思う。

特に上田麗奈はすでに出演している作品数が多いにも関わらず

別作品で彼女の声が聞こえると「だんないよ」というコメントが流れる始末だ。

美術も見事な二次元雑木林で

これが雑だと目も当てられないが、適当な荒れ具合も再現されていて文句なし。

そう、人の手が中途半端に入って剥げている土地があるのは田舎あるあるだ。

ビジュアル面もさることながら、主人公が観光大使として召喚され

町興しをしていくというストーリーも初志貫徹。

簡潔に団結して完結だなんてことはならず

やる気がマイナスの状態からスタートして壁にぶつかる度に迂回して

時に喧嘩し時に逃避しながら老いた頑固を若さの情熱で溶かして、

なんとか少しだけ街が活気立った姿を見たら思わず涙

これまで25話全部見てきた者であれば誰しも

この積み上げられたドキュメント性にじんわり感動してしまうだろう。

あいかわらず音楽も秀逸で、(K)NoW_NAMEのチームワークの良さを見せる。

【グリムガル】では劇伴とボーカリゼーションを融合させるような仕事を見せたが

今回はかっちりと分けた模様。というかR・O・N宮崎誠が器用すぎる件。

主題歌等がアニソンらしくない曲調で、ボーカルもR&B寄りの歌唱なのがおもしろい。

そして、サンダルさんという個性の爆発した人物を狂言回しにしたのが吉。

彼がギャグパートとシリアスパートのオチ両方を担って

田舎特有のトボけた雰囲気が一気に充満した。


偶然同じ時期に”サクラ”を関するカタカナタイトルが2クールもの間放送されたせいで

比べられてしまうのも仕方がないのだが

堅実な終着点で感動必至の【クエスト】、壮大な幕引きで超絶カタルシスの【リセット】

まったく別物なので比べるべくもない。

だんないよ。両方見ればいいじゃない

――というわけでお読み頂き有難うございました。

ご意見等喜んでお受けいたします。

関連記事

>>2017夏アニメ総括レビュー

2017夏アニメ完走日記-type.B-①【乙女重視】

>>2017夏アニメ序盤レビュー

2017夏アニメ序盤雑感-type.B-①【乙女重視】

2017夏アニメ序盤雑感-type.B-②【萌え重視】

2017夏アニメ序盤雑感-type.B-③【恋愛重視】

2017夏アニメ序盤雑感-type.B-④【ギャグ重視】

2017夏アニメ序盤雑感-type.B-⑤【異世界ファンタジー】

2017夏アニメ序盤雑感-type.B-⑥【エグいアニメ】