2017夏アニメ完走日記-type.B-⑤

2017夏アニメの異世界っぽい4作品+1をピックアップ!

皆さん、2017夏アニメ楽しみましたでしょうか。

まだアニメにハマってから5年目の筆者Bが

序盤雑感からどう変化したか比較しながら

1クール分見終わったアニメの感想を書き綴ってみます。

あらすじを知りたい方はリンクを参照してください。

(参考にはならないと思いますが)

 異世界食堂

原作:犬塚惇平 イラスト:エナミカツミ
製作会社:SILVER LINK. 監督:神保昌登

OP「One In A Billion」Wake Up, May’n! ED「ちいさなひとつぶ」安野希世乃

キャスト:店主(CV.諏訪部順一) アレッタ(CV.上坂すみれ) 黒(CV.大西沙織)

現実世界でアニメを楽しみにしている視聴者と感覚を共有するように

週に一回だけ拝める異世界食堂も12週、全24メニューで放送を終えた。

終盤につれて何か大きな陰謀が動くとか宿敵との対決が待っているとか

そういった超展開の気配すらなく、淡々と

訪れる異世界の登場キャラの胃袋をひたすら美味しい料理で満たしていく

ザ・飯テロアニメの2017年決定版である。

これまでも【稲妻と甘々】【幸腹グラフィティ】と

料理人が出しゃばらないタイプの料理アニメは嗜んできたが

プロのシェフを主人公に据えてこの雰囲気が出せるのはかなり新鮮である。

少しのウンチクも出ず、ただ単純に飯が美味いそれだけを表現するのに

人外を用いて説明するという発想。

恐らく大なり小なりその異世界でも争いごとはあるのだろうが

腹が満ちても戦へ向かわない温厚な民族性で、全体的にまったり感が漂う。

――というのも、エナミカツミのキャラを見ると【バッカーノ】のせいか

どうしても殺伐としたイメージを抱いてしまうのだが

こちらでは微塵も感じない。

ファンタジー冒険譚のオフショットを見てるような不思議な見心地だった。

これは是非有志で【異世界食堂・外伝】として

各キャラのサイドストーリーを描いてほしいなという妄想も捗るというものだ。

また、舌鼓を打つ登場人物たちに、

日本じゃこういうのを割と当たり前に食べられるんだぜ?

とつい自慢したくなってしまう、そんな作品でもあった。

好きなアニメを美味しい食事とともに摂取できる。

我々は恵まれた環境にあるということを噛みしめよう。

 異世界はスマートフォンとともに

原作:冬原パトラ イラスト:兎塚エイジ
製作会社:プロダクション リード 監督:柳瀬雄之

OP「AnotherWorld」A応P ED「純情エモーショナル」

キャスト:望月冬夜(CV.福原かつみ) &ED歌唱:エルゼ(CV.内田真礼) リンゼ(CV.福緒唯) 八重(CV.赤﨑千夏) スゥシィ(CV.山下七海) ユミナ(CV.高野麻里佳) リーン(CV.上坂すみれ)

昨今ラノベ界で氾濫する異世界もののテンプレをものの見事に詰め込んだ

飛び切り王道のお手軽ファンタジー。

最後までその展開は大きく動くことなく

主人公の控えめなオレツエーが席捲した。

前回記事の時点でハーレムヒロイン過多だと思っていたのに

最終話付近でもう一人自動人形が加わる。浮遊大陸付きで。

どんだけ侍らせれば気が済むのか。

スマホよりも主人公が持つ魔法の才能とやらに恵まれ

もはや題名に偽りありとも思えるのだが

申し訳程度の現代人アピールとして受け取っておく。

ただいかんせん想像の範疇を超えない王道展開ばかりなので

それをベタに面白いと捉えるか、食傷気味ですと敬遠するかは

貴方次第だ。

 セントールの悩み

原作:村山慶
製作会社:絵梦 監督:追崎史敏

OP「教えてダーウィン」ピュアリーモンスター ED「Edelweiss」亜咲花

キャスト:君原姫乃(CV.深川芹亜) 獄楽希(CV.桑原由気) 名楽羌子(CV.白石晴香)

結局セントールである主人公が何に悩んでいたかはよく解らなかった

単なる日常系とは言い切れない作品だったことは疑うべくもない。

絵柄がかわいいので萌え系アニメだと思ってみていたであろう視聴者を

まるでふるいにかけるような要所要所での風刺だけじゃ飽き足らず

ついには過去編と称して世界ではびこってきた差別問題にまでメスを入れる

とんでもない剛速球をぶち込んでくる大胆な展開。

クールジャパンとして持て囃されている現状に甘えない、

ともすれば輸出先で批判を食らいそうな内容とも言える。

しかも国際的な題材を扱った回ではEDテーマのEnglish ver.を用意するという手の込みよう。

ただでさえ最高にかっこいい楽曲がさらに寂寥感を増して最強の一曲と化す。

恐るべし、徳間書店。

まぁそれがけしてメインなわけではないし、

表向きにも大部分はかわいらしい人外が穏やかに過ごしている風景が流れるので

よっぽどシリアスに拒否反応が無い限りは純粋に美少女アニメとして見ることも可能だ。

尤も、そんなもったいないアニメの見方は推奨したくないが……。

どんな悩みか分からないとは書いたが、

実際主人公には細かい悩みは沢山ある様に見えた。

だいたいが馬並みの体格であることに起因するのでどうしようもないが

それこそ我々も同じように日々小さなことで苦悩し生きているわけで

やはりつまるところ人種国籍関係なく例外なく大なり小なり悩みがあるわけで

結局差別はないといいねという大きなテーマに包まれているような気がする。

うむ、かわいいし考えさせられるし、実に有意義な作品であった。

 ひなろじ ~from Luck & Logic~

原作:Septpia
製作会社:動画工房 監督:赤城博昭

OP「BUTTERFLY EFFECTOR」TRUE ED「ベィビィバード!〜ガクエンロジック〜」

キャスト・ED歌唱:リオネス・エリストラートヴァ(CV.朝日奈丸佳) ニーナ・アレクサンドロヴナ(CV.山村響)

フォーリナーがどこからやってくるかという事を考えればこちらも異世界ものと呼んで差支えないはずだ(いいわけ)。

それはともかく、初めの印象ではよもやそうかもしれないとは薄々気づいていたが

断定するのは早いとして特に言及はしなかった。

だが、最終話まで見終わって胸に灯っている明りは一つしかない。

そう、このアニメ、異能力バトルを騙った濃厚な百合アニメである

これが美少女しか出ないバトル作品の系譜なのか――

どこを見てもカップリングが出来上がっているではないか。

作品的にも【ラクエンロジック】はキャラものではあっても戦闘シーンがメインで

その決着が戦況を左右する重要な役割を果たしていたのに関わらず

まぁ冒頭で明言されているが【ひなろじ】は平和になってしまった後のお話しなので

トランス能力など体育に少し毛の生えたくらいの扱いなのかもしれない。

特に第11話は殿方必見だ。

割とあからさまに各女子の食指が動きまわっているのだが

露出していないのでこれといった規制がかかっていない。

思う存分這いあがる熱情やら劣情やらを堪能しよう。

まぁわざと表現は誇張しているが、

学生らしい睦まじい女性同士の友情、卒業による別れ等

学園物の美味しいとこはほとんど詰め込まれていると言っても過言ではない。

そう、学長の言葉を借りることになってしまうが、この物語は

ガクエンロジックだったのだ――

 戦姫絶唱シンフォギアAXZ

原作:上松範康、金子彰史
製作会社:サテライト 監督:小野勝巳

OP「TESTAMENT」水樹奈々  ED「Futurism」高垣彩陽

キャスト:立花響(CV.悠木碧) サンジェルマン(CV.寿美菜子) アダム(CV.三木眞一郎)

異世界ものではないだろうが他のページとの兼ね合いでこちらへ記させて頂く。

上記に美少女バトルものの系譜と書いたが、こちらも例に洩れず百合ではある。

第4期に当たる今季はこれまでの伝統であったライブ始まり、

所謂「いきなり歌うよ~」を封印。

主人公とその嫁による蜜月シーンから始まり、

その後半では錬金術師がクローズアップされ、

新たな戦いの狼煙と新しい【シンフォギア】の鏑矢を放った。

いきなりクライマックスと思わす6人合唱を見せれば

敵方の新顔3名の不気味な連帯感、聖唱、思惑・動向に

ラスボスの執念・執着、圧倒的破壊力に激戦を予感させる。

その期待を裏切ることなく最終話へ向かってぐんぐんギアを上げていき

パヴァリア光明結社の3名が仕掛け、裏切られ、利用され、破棄され、

目醒め、並走し、復活し、散った経緯が凄まじすぎて

どこに特別感情移入したわけではないのだが

無理やり涙腺をこじ開けられたような謎の感動に視聴中見舞われた。

ヒビキの「ぶん守る」というパワーワードがそれを裏付けており

まさに力技、バトルアニメとは斯くあるべきと言わんばかりの熱血構成で

BGMがJAM PROJECTじゃないのが不思議なくらいの熱量である。

第5期の製作ももうすでに発表されているので

これが最高潮ではないと明言するスタッフ陣の気合いが勇ましい。

古き良き伝統のアニメ構成を残しつつ、

歌という要素で唯一無二の作品へと昇華するシンフォギア。

ある意味、これぞ本来の王道アニメの姿なのかもしれない。

実際、抱く感想としては、”面白い”というより”楽しい”である。

まるでアトラクションですな。


――というわけでお読み頂き有難うございました。

ご意見等喜んでお受けいたします。

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