2017夏アニメ注目のエグいアニメ4作品を紹介!
皆さん、2017夏アニメ楽しんでますでしょうか。
まだアニメにハマってから5年目の筆者Bが
とりあえず1話~2話を視聴して面白そうだと思ったものを数本に絞って書き綴ってみます。
(語彙がないので過去作品を例に出すあたり容赦ください。)
(もう終盤に差し掛かってるものもありますが気にしないで行きます)
18if
原作:モブキャスト
製作会社:GONZO 監督:森本晃司
OP「Red Doors」Teddy Loid feat.米良美一 ED「Wonderland」リリィ(CV.名塚佳織) 他
キャスト:月城遥人(CV.島﨑信長) 神崎カツミ(CV.子安武人) リリィ(CV.名塚佳織)
アプリゲーム【【18】キミト ツナガル パズル】を原作としたアニメ。
ストーリーとしては、眠ったまま目覚めない、様々な心の疾患から
夢の中に別世界を拓いたまま出てこられない所謂”眠り姫病”で
主人公がどういうわけか唯一その夢に干渉でき、一人ひとりを救ってゆく
……というか心を奪ってくの方が表現として正しいのかもしれない。
毎話、監督とエンディングを変えて放送するという一風変わった手法を取っており
メリットとしては毎回新鮮な視聴感が味わえるのだが
裏を返せば当然アタリハズレが生じることになってしまう。
実際、第2話の事件を見逃すどころか共感して加担するあたりが
主人公らしからぬ思考で最高に面白く感嘆。
題材が題材なだけにこの作品はめちゃくちゃ期待できる!
と思ったのだが、正直それ以降は肩透かしを食らっている。
(※あくまで個人の感想です)
まぁ、そもそも2話で惹かれなければ試聴継続してたかも怪しいが。
世間的には第3話が圧倒的に支持されているのだが、個人的にはピンときていない。
同じ恋愛系なら無情な時間の流れを一貫した第5話の方が好みかな。
監督が違えば主人公の性格も違うので、オムニバス形式として見ても違和感が残るが
子安が演じるマスコットキャラはぶれないのでそれを起点として眺めても面白いかもしれない。
セカイ系の中でもダイブとっつきづらい雰囲気なので、制作者の裏話等を是非読みたい作品だ。
地獄少女 宵伽
原作:わたなべひろし
製作会社:Studio DEEN 監督:大森貴弘
OP「ノイズ」ミオヤマザキ ED「いろがみ」能登麻美子
キャスト:閻魔あい(CV.能登麻美子) 寒河江ミチル(CV.和多田美咲)
ついに第4シーズンを迎えた、現代版和風ホラーの決定版。
実はちゃんとテレビシリーズを見るのは今季が初めてなのだが
噂にたがわぬ悲劇が目白押しで非常に楽しめた。
(※要約:とても居た堪れなく痛々しく心苦しかった。)
一番の要因は、たとえ依頼主の読み違えや一時の気の迷いだったとしても
取り消されることなく実行されてしまうというところ。
そう、依頼主が完全に正義だということは稀である。
その理不尽さがおどろおどろしい生々しさにつながり、
この作品をドラマチックに仕上げているのは想像に難くない。
第一話とか流された娘が不憫で仕方がない。
もうすでにオリジナル部分は6話で終了しており、
今は回顧録と称して過去放映分が放送されている。
この様な作品が第4期まで支持されてる辺り
日本って平和だなぁ……とついぞ思わずにはいられない。
また、2次元だから劇的なのであって、
現実では起こらないでほしいと願っていることを、ここに明記しておく。
それとこのシリーズにすべてに共通するのは、主題歌が毎回好い。
今回のミオヤマザキも存じ上げてなかったが、とても気になる存在になった。
SNoWは妖言じみていて北出菜奈は妖麗で、何れも和風ロックの範疇で括れるだろう。
……ただ歌詞として使うには
「だいじょばない」はぜんぜん大丈夫じゃないと思うんだけどなぁ。
賭ケグルイ
原作:河本ほむら 作画:尚村透
製作会社:MAPPA 監督:林祐一郎
OP「Deal with the devil」Tia produce by supercell ED「LAYon-theLINE」D-selections
キャスト:蛇喰夢子(CV.早見沙織) 早乙女芽亜里(CV.田中美海) 鈴井涼太(CV.徳武竜也)
能登麻美子に付きまとうイメージが故か、TVCMではこちらの主人公も演じ
誰もが彼女の声質に近いと判を押す早見沙織が継いで配役された今季の話題作。
ザ・清純ヒロインに定評のある彼女に
なぜか一部の熱烈な支持により罵倒キャラが宛がわれることが多々あるのだが
今季はこちらがその地位の独擅場となっている。
何をどうしてもどこをどう見ても賭け事に狂っている題名通りの作品で
まさかそういう内容じゃないよね?という懸念に
真っ向からその通りですけど何かと言わんばかりの開き直り様が潔い。
基本的にイカサマが大前提でそれをいかに見破れるかの心理戦なので
美少女だらけの【カイジ】として見ることもできるが
こちらでは金持ち同士の道楽と言った趣が強く、
(今のところは)命の取り合いにまでは発展しない。
……まぁ、死ぬに等しい屈辱や人権の破棄はあるのだが。
【監獄学園】ばりの顔芸が見どころで、
美少女が愉悦に歪める笑顔の表現が憎らしいほどに艶やか。
【最遊記RB】では血しぶきが撮影レンズに飛び散る演出をしているが
こちらでは唾が噴き付けられていて不覚にも笑ってしまった。
かたやかっこよく、かたや醜さが増して、どちらも演出家の手腕だなと感心せざるを得ない。
他にも過剰気味な演出が絵柄と作品のダイナミックさに合っていて
少しも感情移入は出来ないが至極単純にエンターテインメントとして面白い。
普通のアニメに飽きてきた人にこそ勧められる尖った作品だ。
主題歌は最初こゑだかと思うくらいの近代supercell感。(Tiaさんこんな声も出せるのか)
抽象的な映像と相まってアーティスティック。
EDは安いエロスと裏腹に男女混声がかっこよく
どちらもアニメによく似合っていて好感だ。
プリンセス・プリンシパル
原作・製作会社: Studio 3Hz × Actas Inc.
監督:橘正紀
OP「The Other Side of the Wall」Void_Chords feat.MARU ED「A Page of My Story」
キャスト・ED歌唱:アンジェ(CV.今村彩夏) プリンセス(CV.関根明良) ドロシー(CV.大地葉) ベアトリス(CV.影山灯) ちせ(CV.古木のぞみ)
黒星紅白の描く微美少女がこそこそと暴れまわるスパイアクションアニメ。
蒸気と陰謀が立ち込めるスチームパンクファンタジーで、
ゲストキャラが遭う末路が中々にえげつない。
表面上は睦まじく見える主要キャラチームにもまだ2重スパイの可能性を
視聴者側からすれば拭いきれないので常にハラハラさせられる展開が見どころだ。
実は全くのノーチェックだったが、
個人的前評判一位の【バチカン奇跡調査官】を追い抜き
現在最も次週が待ち遠しい作品である。
「静」である隠密行動や暗躍駆け引き渦巻く会話パートと
「動」である重火器が乱れ舞うアクションシーンの対比もメリハリがあり
彩度の低い色調で統一された世界観の中で唯一のオーバーテクノロジー、
一輪のケイバーライトが茨のように結末を絡め取り食い込む華麗さは
戦場に咲く花のそれに勝るとも劣らない。
音楽も風景にマッチしたシックな出来で、
時折混じる金属音すら打楽器に感じるほど自然。
クロトカゲ星人のキャラクターも微表情かわいく
あえて話数通りに展開しないストーリーも破綻がなく
伏線の確認で見返したくなること間違いなし。
多少理想が鼻につく場面もあるかもしれないが
百合百合しいやりとりやロリぃデザイン等、つまり黒星キャラだけでも楽しめるので
是非とも一度お目通し願いたい。
というわけで今回はこの4作品を並べてみました。
一つの例として参考にしてもらえたらと存じます。
他にも見てる作品はございますが、
残りは2017年夏アニメ完走日記で紹介したいと思います。