2017春アニメ完走日記-type.B-①

皆さん、2017春アニメ楽しみましたでしょうか。

まだアニメにハマってから5年目の筆者Bが

序盤雑感からどう変化したか比較しながら

1クール分見終わったアニメの感想を書き綴ってみます。

あらすじを知りたい方はリンクを参照してください。

(参考にはならないと思いますが)

サクラダリセット

原作:河野裕 イラスト:椎名優
製作会社:david production 監督:川面真也

OP「Reset」牧野由依 ED「トナリアウ」THE ORAL CIGARETTES

キャスト:浅井ケイ(CV.石川界人) 春埼美空(CV.花澤香菜) 相麻菫(CV.悠木碧)

2クール作品なのでまだ放送中であるが、

とりあえず折り返し地点までの雑感では、2017春アニメ個人的に1位である

登場キャラの9割がローテンションで口数だけは多く

派手さはないささやかな特殊能力で

人に迷惑をかけたり助けたりして一つの物事をようやく動かせる事象を形成する

現代ファンタジー。

メインキャラの一人が早々に失踪。

無関心の主人公と無表情のヒロインが

その傷を抱えながら依頼をこなしたり首を突っ込んだりして

俯瞰してみれば、

彼女と再び巡り合うために必要な能力と状況を揃える布石だったと気づく。

それすらも主人公の意志の及ぶ範疇外からの影響下にあったことが

何層にも折り重なった思惑のミルフィーユを作り上げていて芸術とすら思えた。

2クール目に入り、回想で登場した、”主人公が街で一番初めに会った人物”と再会。

まるでそれの食べ方は倒して召すものだと言わんばかりに

主人公に不可解な干渉を仕掛けて来て、もうどう終結するのか想像がつかない。

原作を知らなくてほんとによかった!

先の展開を知らなくてよかった!と思えるので

最終話を見た後単行本を集めようと思います。

終末なにしてますか? 忙しいですか?
救ってもらっていいですか?

原作:枯野瑛 イラスト:ue

製作会社: サテライト、C2C 監督:和田純一

OP「DEAREST DROP」田所あずさ ED「フロム」TRUE

キャスト:ヴィレム・クメシュ(CV.新井良平) クトリ・ノタ・セニオリス(CV.田所あずさ) ネフレン・ルク・インサニア(CV.上原あかり)

通称【すかすか】。

ダジャレな長ったらしいタイトルといい、薄い略称といい

どうしてもストーリーの重苦しさを払拭しようとしているようにしか感じない。

それほどまでに、壮絶な作品であった。

最終話直前で第1話の始まりにつながった演出、

その第1話があるからこそどんな希望的展開があっても不穏が拭えない、

それに反して精霊兵器はみんな無邪気でかわいらしくて

それが逆に残酷な未来を連想させるし……

動悸の振動が感動の数だというのであれば、それは紛れもなく肯定したい

先が読めるが故の心苦しさは【結城優奈は勇者である】を思い起こす。

メインキャラの欠失で評価が割れるかとは思うが

ストーリーの収まり方としては悲しくも納得できると言わざるを得ないだろう。

個人的な思い入れとしてはレンへの感情移入が激しく切なく狂おしく、

最後主人公が飛び込んだ際は

「よくぞ行ってくれた!」と「レンの行動を無駄にするな!」

と文字通り感情が引き裂かれそうだった。

ヴィレム、あんたほんとかっこいいよ……

最終話で”終末”に成らなかったので、おおよそ原作には続きがあるだろうし

あの後どうなるか気になるので集めてみようと思います。

うん、間違いなく面白かった。

ゼロから始める魔法の書

原作:虎走かける イラスト:しずまよしのり

製作会社:WHITE FOX 監督:平川哲生

OP「発見者はワタシ」たぴみる ED「はじまりのしるし」Chima

キャスト:獣の傭兵(CV.小山剛志) ゼロ(CV.花守ゆみり) アルバス(CV.大地葉)

絶対タイトルで損してる(何度も言います)。

大軸としては

支持者と支配者が実は同一人物で

必要のなかった諍いを苛烈に煽られたあげく勘違いで

疑似火刑でなかったことにして大団円と

第1印象と変わらずやはり特に目新しさはない

だが、それ故に、純粋にまるっと面白かった

これが実は簡単ではなく、

破綻する展開もなければ魅力的なキャラづけも怠らず

万人に納得させられるだけの設定を事前に用意する必要があるからだ。

強大な経典が盗まれ悪用されまさにそれで強襲されるが

オリジナルのヒロインに始めから分があったり、

だからあんなに不遜だったのかとか、細かな配慮が見える。

人虎という特性上、魔女への嫌悪だったり魔力への理解度だったり

ゼロの穴倉生活の弊害だったり固執対象の極端さだったり

メイン2名の魅力は今季一番だったと評したい。

とくに仲間の窮地を知り駆け出した際にゼロが叫んだ「遅い!」

その言葉と同時に両手をあげたかと思えば

意図を察した傭兵が無言でゼロを抱きかかえ速度を上げる場面。

「遅い!(だからもっと急ぐためにわらわを抱えて走れ!)」

言外を汲み取れすぎな傭兵とか併せてかわいすぎでしょう!?

正解するカド

原作:東映アニメーション

総監督:村田和也 キャラクター原案:有坂あこ

OP「旅詩」徭沙羅花 starring M・A・O ED「永遠のこたえ」HARUCA

キャスト:真道幸路朗(CV.三浦祥朗) ヤハクィザシュニナ(CV.寺島拓篤) 徭沙羅花(CV.M・A・O)

リアルな世界観描写。

適切なキャラクターの反応と、政府の対応。

まさしく交渉しお互いの思惑の落としどころを探りつつ

どれが最善か、変革に対しての不安、期待、影響

諸々加味して想定して口上で競争していて

こんなアニメみたことない!めちゃくちゃ面白い!

……と思ってた時期が私にもありました

正確には第9話くらいまでは。

なんだか異星人の浅慮から若干の主人公の反発を招いてしまったが最後

失敗に繋がる数日分をなかったことにしようと実力行使に至った瞬間

それまでの異次元交易頭脳戦が超時空間バトル戦記に全置換されてしまった

それまで元素記号とか膨大な桁の計算式とかで絡まり合ってた対峙場面で

いきなりビームチュドーン!ソードジャギーン!ってなったら面喰いますよ。

まさか拮抗できるだけの力が主人公側にもあったなんてね。

……むしろそれがなかったらもっと陳腐になってただろうから

マシで済んだのかもしれない。

それを匂わせる要素としては

確かに名前が不思議な響きしてるかな、

あとオープニングテーマの歌唱名義がそれの必要あるかな?

全然キャラにそぐわないなら本人名義にすればいいのに、

とか思ってたくらいで。

自分の中の事前の期待と、

途中まではそれにそぐわないそれ以上の展開だっただけに

ちょっとがっかり感が半端ないですが、

楽しませてもらったという意味では大きく外れてないので

これはこれで良かったのかなと思います。

――というわけでお読み頂き有難うございました。

ご意見等喜んでお受けいたします。

第1印象はこちら>>2017春アニメ序盤雑感-type.B-①

>>2017春アニメ完走日記-type.B-②

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