2017秋アニメ完走日記-type.B-④

2017年秋アニメの過激作品をピックアップ!

皆さん、2017秋アニメ楽しみましたでしょうか。

まだアニメにハマってから6年目の筆者Bが

序盤雑感からどう変化したか比較しながら

1クール分見終わったアニメの感想を書き綴ってみます。

あらすじを知りたい方はリンクを参照してください。

(参考にはならないと思いますが)

十二大戦

原作:西尾維新 イラスト:中村光
製作会社:グラフィニカ 監督:細田直人

OP「ラプチャー」パノラマパナマタウン
ED「化身の獣」Do As Infinity×澤野弘之

キャスト:寝住(CV.堀江瞬) 失井(CV.梅原裕一郎) 憂城(CV.岡本信彦)

西尾維新が十二支を題材に描くバトルロイヤルアニメ、干支物語

懇切丁寧に干支の逆順に退場させていく展開で、

(いや卯がかなりネバっていたが)

この優勝者という結末は早くから予想されていたわけだが

その能力はそこそこ意外だったのではないだろうか。

まぁ非戦闘特化能力者が優勝することや、

優勝賞品(願い事が一つ必ずかなう)の使い道等、

アニメ好きとノベル好きとで評価が割れそうなエンディングで

個人的には無難だなと同時に最適解だろうなと感じている。

その結果に辿り着く経緯も彼の能力に準じて展開されるので

ほんと理屈を構築するのが上手い作者である。

正直一話(30分)以上費やす意味がないので仕方がないが

彼が和解したifエンディングをもっと見てみたいというのが

優勝者以外の脱落者のファンの意見ではないだろうか。

申や酉、辰・巳あたりの日常シーン後日談は需要ありそうだ。

素の卯の会話ももっと聞いてみたいだろう。ある意味で一番純粋だ。

寅のヒロイン属性が意外と高く、回想を挟んだ後は彼女が可愛く見えたはず。

逆に丑の朴念仁っぷりは同情を禁じ得ない態度ではあったがね。

とにかくキャラ人気優先な昨今ラノベ界に全力で応えつつ

独特の文章構成で読後感を大事にする西尾作品らしいアニメだったと評したい。

それでもここまでアクションシーン多めなのは新鮮ではあるのだが。

王様ゲーム

原作:連打一人、栗山廉士、金沢伸明
製作会社:セブン 監督:佐々木勅嘉

OP「FEED THE FIRE」coldrain ED「Lost Paradise」Pile

キャスト:金沢伸明(CV.宮野真守) 本多奈津子(CV.堀江由衣) 松本里緒菜(CV.上原あかり)

ここにまた声優の熱演にそぐわないアニメが誕生してしまった。

まぁそもそもアニメに向かない作品ではあるのだが……。

少なくとも原作の、漫画版を読んだことのある身としては

恐怖感と焦燥感がまったく煽れていなかったのが要因と思われる。

もともと原作の時点で謎を呼ぶだけ呼んで放置なので

納得のいく結末など生まれるべくもないのだが

それにしても過去編と交互に展開することによってさらに茶番さに磨きがかかる。

理不尽に奪われる命に価値など皆無だし、行動の意味づけも杜撰。

作画も誉められたものではなく、

悲痛なる悔恨を真顔で処理してしまうあたり底の知れる作品となってしまった。

ざっと見渡してみたところ、

このアニメを面白かったと評しているレビューは見当たらない。

昨今では珍しくなってしまった宮野真守の正統派主人公、もしくは逆に

普段のイメージからかけ離れた敵役で悪に狂う堀江由衣の演技が聴ける

それ以外の理由での試聴はとてもじゃないが正直お勧めできない。

Dies Irae

原作: light
製作会社: ACGT 監督:工藤進

OP「Kadenz」榊原ゆい ED「オペラ」フェロ☆メン

キャスト:藤井蓮(CV.鳥海浩輔) マリィ(CV.榊原ゆい) 綾瀬香純(CV.福原綾香)

このアニメを一言で表すなら、

原作ファン以外禁制の中二病浪漫溢れる欧風神話幻想忌憚である。

要するにあらゆる要素を詰め込み捲ったカオスな作品だ。

原作をプレイした者であればこうして動く彼らを見れるだけで幸せだし

あの膨大なテキストと情報量を要約したらこうなるだろうなという

自己補完が可能なので見ていられるが

正直それらがないとまったく意味不明なストーリーに見えていたことであろう。

それを抜きにすれば、戦闘シーンもかなり簡略化されていたとはいえ動いてたし

威圧感や荘厳さといった演出も力が入っていたように思える。

配信限定で続きの放送が明言されてるとはいえ、

最終話に主人公が一切でないという思い切った手法。

かなりトチ狂ったキャラ同士の戦闘で締めくくるとか強気としか言いようがない。

アニメ内では活躍しなかったキャラ、例えば腹も顔もボッコボコにされたルサルカとか

原作は美少女ゲームなのでちゃんと輝くルートは存在する。

彼女らのファンであればそちらに触れてみてほしい。

さすれば、アニメでは省かれてしまった主人公とヒロインの日常風景を幻視して

ただ陰惨な光景に見えていた部分がより残酷にされどある種の感動を以って映るだろう。

逆に言うとそこまでしないと真意が汲めない不親切なアニメである。

クラウドファインディングさまさまだ。

どのように締め括るのか楽しみである。然り、配信日の公開が待たれる。

いぬやしき

原作:奥浩哉
製作会社: MAPPA 監督:さとうけいいち

OP「My Hero」MAN WITH A MISSION ED「愛を教えてくれた君へ」クアイフ

キャスト:犬屋敷壱郎(CV.小日向文世) 獅子神皓(CV.村上虹郎)

ついに、散歩中に不慮の事故で異星人造人間兵器と化した

同じ境遇ながら全く別の解を出した二人が激突する!

意図せず超人的超能力を手に入れてしまったおじいちゃん(主人公)は

人助けに勤しむが、現実問題家族からは疎まれる存在であった。

だが、夢を認めてもらった娘がまずは開心、

機械の体を打ち明けたことから妻が改心、

夜道の談話で息子の心も解け、この部分が何よりもハッピーエンドだろう。

それにしても未読なのでわからないが原作の面白さが集約されたアニメだと思う。

せっかく母親をきっかけに人殺しをやめかけた敵キャラに追い打ちを掛けたり

機内の女性と赤ん坊のフラグが回収されなかったり、

随所に仕掛けられた映像化するには難しそうな展開も上手く落とし込んでくれたように感じる。

二機の空中戦は見ごたえ抜群。意識を失ってからの一斉爆撃攻勢ももちろんだが

車両を遠隔操作で仕掛けるも主人公の重力制御で別の道路にそっと戻したり

シュールとクールを上手く織り混ぜてめちゃくちゃ面白かった。

何もかもが対照的な主人公と敵……犬屋敷さんと獅子神。

ひたすら人類を愛する犬屋敷さんはようやく家族に迎えられ

ひたすら人類を憎悪する獅子神も家族だけは大事にして

どちらにせよ親愛が主軸になっているのも好かった。

個人的には獅子神の親友の動向が一番感情移入できたかな。

最初から面白かったが後半につれどんどん加速度的に展開していって

素晴らしい出来だったと声を大にして伝えたい。

こちらも原作購入不可避だ。

それとOP,EDも完璧だ。

とくにクアイフに関しては毎話ごとに描き下ろしイメージソングを発表する始末。

よっぽどこのタイアップに思い入れが発生した模様。

愛聴していたファンにとってもこれ以上ないサービス精神に映っただろう。


以上、お読みいただきありがとうございました。

ご意見等喜んでお受けいたします。

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