2017秋アニメ完走日記-type.B-⑤

2017年秋アニメの雰囲気作品をピックアップ!

皆さん、2017秋アニメ楽しみましたでしょうか。

まだアニメにハマってから6年目の筆者Bが

序盤雑感からどう変化したか比較しながら

1クール分見終わったアニメの感想を書き綴ってみます。

あらすじを知りたい方はリンクを参照してください。

(参考にはならないと思いますが)

キノの旅

原作: 時雨沢恵一 イラスト:黒星紅白
製作会社:Lerche 監督:田口智久

OP「here and there」& ED「砂糖玉の月」やなぎなぎ

キャスト:キノ(CV.悠木碧) エルメス(CV.斉藤壮馬)

原作者も念願の再アニメ化。

その期待をまっっったく裏切らない、むしろ期待以上の

映像化大成功だと太鼓判が押せる出来ではなかっただろうか。

もともと素晴らしい原作から抽出されているのでストーリーは上質。

早い段階からアニメビジュアルも公開されていた通り作画も問題なし。

悠木碧に至ってはデビュー作として縁も思い入れも深いせいか

これまで聴いたことのない様なトーンの少年っぽい女声を聞かせてくれて完璧。

なによりも、映像演出が素晴らしかったと感じている。

配色の妙で、全体的に青っぽかったり赤っぽかったり統一感のある色調を貼り付け

それが各話ごとだったりその場面ごとだったり。

時にはモノトーンに近い彩度をとある台詞で一気に上げてコントラストを強めたり

画面全体をつかった雰囲気づくりがとても綺麗だったと印象に残っている。

あとがきの奇術師時雨沢さん特有のエンディング処理も遊び心があって楽しませてくれる。

黒星紅白も書き下ろしイラストを公開してtwitterで盛り立てる。

声優陣もこぞって思い出話を暴露して興味をひかせる。

とにかくスタッフが愛をもって制作してるのが透けて見えた点も好感だ。

最後の最後になぜ羊を持ってきたのかはよくわからないが

どう見ても続きを匂わせる終わり方だったし

むしろちょっとメタフィクションっぽい台詞だったし

これはもしかしたらもしかするかもしれない期待をしつつ

一年に1冊出る原作を読みながら待つとしよう。

宝石の国

原作:市川春子
製作会社:オレンジ 監督:京極尚彦

OP「鏡面の波」YURiKA ED「煌めく浜辺」大原ゆい子

キャスト:フォスフォフィライト(CV.黒沢ともよ) シンシャ(CV.小松未可子)
ボルツ(CV.佐倉綾音) 金剛先生(CV.中田譲治)

2017年秋アニメのダークホース、宝石の国。

おおよそ右肩上がりの鰻登りで評価を獲得していったまさに原石。因みに

まるで上記の【キノの旅】にでも出てきそうなタイトルだがまったくの無関係だ。

3Dアニメであることがこんなにも武器になるなんて誰が想像しただろうか。

疾走して滑空して縦横無尽に動き回る素体とカメラワーク、

通常時もさることながら激突して破砕して散り際すら美しい材質の表現

これらを2Dで補えるとは到底思えないほどテクスチャーとボーンの実用性と言ったらない。

ストーリー的にも成長ってレベルじゃねぇ主人公の変化、

記憶の忘却と約束の摺合せ、好きという感情と知れば生じる猜疑心、

一直線に信じる心と映ろう心とが同居する

見た目と同様に男性的でも女性的でもある心情の描写もお見事。

心の在り方としてはみんなまっすぐなのに

どいつもこいつもめんどくさそうなところもそれに通じる。

死なないということのせいか緊迫感の無さがシュールなギャグ部分も際立たせて

静と動のメリハリが効いて笑いもしたし泣いたりもした。

起承転結もしっかりとしており、

フォスとシンシャで始まり二人の対話で締めるというニクイ演出。

それだけにアホの子だった初期のフォスが愛しくなるという懐古もご愛嬌。

絶対第2期がこないと納得いかないぶったぎりエンディングと

それ以上の試聴後の満足感なので、どうか円盤が売れて且つ原作がもっと続きますように。

より進化するであろう未来の3D技術で作られた【宝石の国】を是非見てみたい。

クジラの子らは砂上に歌う

原作:梅田阿比
製作会社:J.C.STAFF 監督:イシグロキョウヘイ

OP「その未来へ」RIRIKO ED「ハシタイロ」rionos

キャスト:チャクロ(CV.花江夏樹) リコス(CV.石見舞菜香)
オウニ (CV.梅原裕一郎) スオウ(CV.島﨑信長)

さて、世間的には上記の【宝石の国】がダークホース筆頭なのだろう。

2017秋アニメのベスト3は?と聞かれて上位二つは決まってるんだけど

3位争いが熾烈だなー、と感じてるものも多いのではないだろうか。

そんな中、個人的にはこちらの作品が一気に最後の一枠に躍り出たのだ!!

最初期の小民族国家にありがちなほのぼのした世界観から一転、

未確認の少女を迎え入れてからの間髪いれない襲撃。

息つく暇もなく上層部の集団自殺騒動を鎮静化したと思いきや

再度の襲撃と怒涛の展開にぐぐっと引き込まれた。

全体的な色調、民族的な雰囲気、見目麗しい若男女の登場人物、

儚い命があっさりと奪われてしまったり、

異能力は扱いつつもそれが絶対的優位になるとも限らないあたり

勝手に【幻想水滸伝】とすこしダブってしまった。

何よりも新鮮だったのは、領土侵犯というか戦争というかを題材にしているのに

主人公が非戦闘員である点。

いや、多少は扱えるが正直彼の存在で戦況が変わることはないと思われる。

そんな“記録係”視点から紡がれる物語だからこそ、この作品は輝いているように感じる。

また、友情の描き方がツボだ。

いきなりものの数話、序盤でいきなり主人公と幼馴染で第一波。

特にオウニ×ニビがヤバくて、正直序盤から死亡フラグがバンバン立ちまくっていたが

ものの見事に鮮やかに一番効果の高い形で回収されてマジで溺死しそうになる。

普段仏頂面してるやつが多分恐らくそいつの人生で初めて泣くシーンとか泣くにきまっとるやろ!!

これが第二波で、油断してた時にマソオ×クチバの一見じゃわかりずらいやりとりで3波。

リコスとサミがかわいいなぁで見始めたアニメだったが

男性キャラが非常に魅力的だ。

あ、そういえばこのアニメは少女コミックだった!ここにきてようやく納得である。

非常に地味な作品ではあるが、個人的には降水量は【メイドインアビス】にも匹敵する。

間違いなく楽しませてもらいました。アニメにしてくれてありがとう

原作買ってきます。

結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-/-勇者の章-

原案:タカヒロ
製作会社:Studio五組 監督:福岡大生

OP「ハナコトバ」& ED「勇者たちのララバイ」讃州中学勇者部

キャスト:結城友奈(CV.照井春佳) 東郷美森(CV.三森すずこ) 乃木園子(CV.花澤香菜)

正直に言うと、実はまだ-鷲尾須美の章-しか見ていないので

完走はしていない。

理由は簡単。

上記の【くじら】で水分と塩分を失調したので一息ついているところである。

第1期をDVDとして所持しているので、

このアニメがどういう作品か十二分に知っているつもりだったが

まんまと同じ展開で大号泣させられた。

いつもよりほのぼのしてんなー、あ、これは慣れてしまったかな、

今回はそこまでじゃないな大丈夫だ、と思った

前回の感想を全力で消し去りたい気持ちでいっぱいだ。

助走は長ければ長いほど跳躍できるモノなのだよ……。

嗚咽まで漏らして自分は何をしているのだろうか。

そうだ、アニメを見てるんだよ。

涙腺に水爆を仕掛けるアニメがどこにあんだよ。

……ここにあんだよ

とりあえずもともとのファンならば満足の出来ではないだろうか。

続きはすぐ見ようかもはやBD待ってから視聴するか迷ってる最中だ。

できれば感動有終ファンファーレを期待したいところだが

全然痛々しい要素がないのもさびしい気がする。

さぁ、どんな景色を見せてくれるのだろうか。

(まぁどんな景色だろうが涙でよく見えないんだろうけれど)


以上、お読みいただきありがとうございました。

ご意見等喜んでお受けいたします。

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