2018夏アニメ完走日記-type.B-①

2018年夏アニメの美少女ファンタジー作品をピックアップ!

皆さん、2018夏アニメ楽しみましたでしょうか。

まだアニメにハマってから6年目の筆者Bが

見終わったアニメの感想を書き綴ってみます。

序盤の印象はリンク先に綴ってあります。

ISLAND(アイランド)

原作:フロントウイング 原画:空中幼彩

制作会社:feel. 監督:川口敬一郎 構成:荒川稔久

OP「永遠のひとつ」田村ゆかり
ED「Eternal Star」亜咲花

キャスト:三千界切那(CV.鈴木達央) 御原玖音(CV.佐藤利奈)
御原凛音(CV.田村ゆかり) 枢都夏蓮(CV.阿澄佳奈) 伽藍堂紗羅(CV.山村響)

スタッフは完全に美少女ゲームのそれだが純度100%の健全恋愛ゲームが原作のアニメ。

と見せかけて実は空想科学を下地に構築された大胆な構成の時空超越ラブストーリーである。

なにが予想外ってヒロイン3人の誰とも結ばれないのがトゥルールートっていうのがすごい。

ループしてるかもしれない、をミスリードさせておいてからの地繋がりの歴史だったり、

容姿が似すぎているお母さん(玖音)の存在がなんだか妙だというのは

正直中盤くらいで想像できたのでこれといって感慨はないのだが、

それにしても凛音が浮かばれないなぁと思うのは自分だけだろうか。

というか結局過去を清算できていないので

どちらかといえば後味悪さを残してしまったまま終わってしまった感がある。

ヒロインもかわいいし設定的にも大好きなのにイマイチ賞賛しきれないのは

・・・・・・やはり【Ever17】を先に体験してしまった弊害かもしれない。

いうなれば、知ってる人だけに伝わる言い方をすれば、【ISLAND】は
少年編をクリアしただけでエピローグへ行ってしまった【Ever17】といった感じなのだ。

それと同時期に【シュタゲゼロ】がやってたのもよくなかった。

過去を救出して未来につながるそれに比べて

過去が変えられないというのは、まぁ現実的ではあるが少し切ない。

それにしても【シュタゲ】と【ISLAND】で

田村ゆかりが母娘を2役担う作品が同時期に放送されるとはなんと奇遇。

そういった意味でもやはり空想科学アドベンチャーと

同列に語って差し支えない面白い作品だったと思いたい。

・・・・・・面白かったんだけどな、なんだかいろいろと惜しかった。

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術

原作:むらさきゆきや(講談社) イラスト:鶴崎貴大

制作会社:亜細亜堂 監督:村野佑太 構成:筆安一幸

OP「DeCIDE」SUMMONERS 2+
ED「最悪な日でもあなたが好き。」芹澤優

キャスト:ディアヴロ(CV.水中雅章)
シェラ・L・グリーンウッド(CV.芹澤優) レム・ガレウ(CV.和氣あず未)
アリシア・クリステラ(CV.原由実) シルヴィ(CV.大久保瑠美) クルム(CV.種﨑敦美)

異世界転生というアレルゲンを擁しながら前期覇権争いを演じた【異世界魔王】。

その勝因はズバリこだわりの動画作成とそれを可能とした制作理念である。

放送理念的にギリギリアウトな表現がエロにしろグロにしろ含まれる本作だが

監督の一存で絶対に不自然な光やボカシを入れないと明言し

カメラワークと音声でなんとか状況を描画しきり

声優もその意気に呼応して最大限の演技が引き出されていたように感じた。

特に「始めは確かに恥ずかしかったがそれ以上にやりがいと楽しさを見いだせた」

芹澤優に言わせており、実際彼女の体当たり演技がこの作品の面白さを底上げている。

……まぁ個人的にはシェラよりレムの方が好みだが。

そういう意味では【ハイスクールD×D】同様、艶やかな場面が多いにも関わらず

声優の顔出し特番も積極的に放送されるわけだよなぁと妙に納得したものだ。

メインヒロイン2名が新境地を開拓する一方で、石田彰や原由実といった

狂気の演技を得意とする役者も奮迅。一気に物語が締まるというものだ。

昨今の最強主人公と美少女ハーレム(魔王添え)というヌルゲーの様相を踏襲しつつ

一部過激なゴア表現でメリハリをつけストーリーも内外に疑念を蒔いて一枚岩ではない。

そんな原作の面白さも当然お墨付きなのだが

アニメ制作会社によってここまで魅力が乗算される作品も稀有だろう。

それらを抜きにしてももう至極単純にただただキャラがかわいいという面だけでも

一点突破していると言っても過言ではない美少女作画に萌えるのも良し。

“異世界”の文字に拒絶反応を起こす人にも大見得きってお勧めできるアニメである。

百錬の覇王と聖約の戦乙女

原作:鷹山誠一(HJ文庫) イラスト: ゆきさん

制作会社:EMTスクエアード 監督:小林浩輔 構成:高橋ナツコ

OP「Bright way」内田彩
ED「世界中が恋をする夜」petit milady

キャスト:周防勇斗(CV.酒井広大) フェリシア(CV.末柄里恵)
ジークルーネ(CV.伊達朱里紗) イングリット(CV.河瀬茉希)

一方その頃もう一つの異世界モノはというと――

作画はそんなに言われているほど悪いとも思わなかったが

モーションの処理が甘いうえに真横や真正面な構図も多く

イマイチ凄いことをしているというのが伝わってこなかった。

主人公を無力化するフシギナオドリなんて笑かしにかかってるのかと思うくらい。

主人公以外に活躍するのが見事に女子ばかりなのは異世界もののテンプレであるし

上記の【異世界魔王】も大差ないのだが、

いかんせん男性キャラの無能っぷりも目に余る。

主人公も主人公で1クール抜かしたかと思うくらい情報が不足しており

やはり口先と運だけでここまでやってきた感が拭えず、無能に見えてしまう。

国を取るまでを描いていたらもっと評価が変わっていたのかもしれない。

まぁ、原作がそもそもそこを描いているかは定かじゃないが。

よって出会いがしらに次々とヒロインが主人公に惹かれていくのが納得できず

これ太河ファンタジーの舞台である意味あるのかな……?と思ってしまうのだ。

とりあえず個人的には幼馴染の原動が一番癪に障る。

ただヒロインはいろんな美少女キャラのテンプレがこってこてに振り分けられていて

普通にかわいい。アホの娘とクーデレの姉妹とか誇張された萌え要素の塊ではないか。好き

よって実はこの作品のライバルは【異世界魔王】ではなく

ひょっとしたら【ゆらぎ荘】や【夢王国】だったのかもしれない。

そう思えれば少しはこのアニメを楽しめる素養を見いだせる……のかなぁ。

七星のスバル

原作:田尾典丈(ガガガ文庫) イラスト:ぶーた

制作会社:Lerche 監督:仁昌寺義人 構成:吉岡たかを

OP「360°星のオーケストラ」petit milady
ED「Starlight」山崎エリイ

キャスト:天羽陽翔(CV.高梨謙吾) 御門貴法(CV.石川界人)
空閑旭姫(CV.大森日雅) 碓氷咲月(CV.鬼頭明里)

遺物のソーシャルゲームに元プレイヤーの残滓が漂流する、

現代版【.hack(ドットハック)】を思わせるフルダイブネトゲファンタジー。

序盤雑感で【SAO】+【あの花】と感じていたが、どうやら公式でも公言してしまったらしく

また言われるまでもなくそう感じた視聴者も多かったようだ。

内容は記憶と死を扱っているだけあってなかなか見ごたえのある物語

のはずなのだが、いかんせん伏線の貼り方がゆるゆるで

次に何が起こるか容易く想像できてしまうほど開示してしまうのはどうなのだろう。

まぁ親切と言えば親切なのだろうが、ドキドキワクワク感は正直皆無だった。

題材は最高に好みなのに演出が易しすぎ!という感覚は【魔法少女育成計画】と似ている。

中盤、パラレルワールドからの干渉で絶体絶命を回避!とか最高に熱い!

とか光る要素は少なくなったのだが。

なにより御門貴法の優柔不断っぷりが個人的に気に食わない。

好きだった女性に振られ残り物同士で良い雰囲気になっときながら

最終的に自分を好きだという女性に靡く。

1クールだからかなり短期間の様に見えて実はもっと時間に間隔があるんだと言われても

ちょっと心変わりがあからさま過ぎてまったく許容できない。

だって実質3人の女性にうつつを抜かしてるんだぜ?

主人公とヒロインの無条件幸福な相思相愛もなんだか共感出来ず、

とかく恋愛模様に関しては【百錬覇王】以上に鼻につくと言っても過言ではない。

とりあえず良くも悪くも第一印象を裏切らない、そんなアニメだった。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト

原作:ブシロード、ネルケプランニング、キネマシトラス

制作会社:キネマシトラス 監督:古川知宏 構成:樋口達人

OP「星のダイアローグ」スタァライト九九組
ED「Fly Me to the Star」スタァライト九九組

キャスト:愛城華恋(CV.小山百代) 神楽ひかり(CV.三森すずこ)
露崎まひる(CV.岩田陽葵) 大場なな(CV.小泉萌香)

自分は触れたことが無いのでわからないが【少女革命ウテナ】との類似が指摘される本作。

中盤でまさかのループものと判明してさらに螺旋して上昇しやがったときには

悔しいがしてやられた!と思った。

第一話からやたらと耳に残る”生産”という言葉と再生工場の様なベルトコンベアーの対比。

再生産と言われるとピンとこないがリプロダクトと訳せばなんだかしっくりくる。

個人的には生産というよりは再”清算”でもいいような気もする。

もうとにかくこの7,8話でそれまでのまったりな雰囲気を覆した。

やっぱり予想外の事が起こるアニメ(に限らず創作全般に言えることだが)って面白いな!

【LOST SONG】が犯したのはそれまでがつまらなかったこととその転機が遅すぎたことだぞ!

かといって地下室で行われる過激な歌劇バトルフィールド展開はよく解らないままなのだが

ただとにかくここの戦闘シーンが動きまくる。

もう上記までの異世界ファンタジーなんて目じゃないくらいド迫力のアクションシーン

文字通り謎の感動を覚えている次第だ。

日常パートの作画もずっと安定。難しい題材も上手く脚本が料理した感覚がある。

とくにチーム一丸というよりは少数の仲いいグループの集合体という対比が

なかなかリアルで興味深い。

黄金率とか必然とか個々の主張じゃ曲げられないミエナイチカラや

はたまた誰かのためと嘯く心を見透かして

エゴとエゴのシーソーゲームを演じきった者が勝利(?)するという

ある意味昨今の一致団結アイドルアニメのアンチテーゼとも読み取れる

そんな内容だったと思うのだがさすがに考えすぎだろうか。

もしくは声優や役者が苦悩してなお光舞台に立つメタフィクションとでも言おうか。

・・・・・・結局キリンの言ってることはよく「わかりません」

邪神ちゃんドロップキック

原作:ユキヲ(COMIC メテオ)

制作会社:ノーマッド 監督:佐藤光 構成:筆安一幸

OP「あの娘にドロップキック」邪神★ガールズ
ED「Home Sweet Home!」三浦祐太朗

キャスト:邪神ちゃん(CV.鈴木愛奈) 花園ゆりね(CV.大森日雅)
メデューサ(CV.久保田未夢) ぺこら(CV.小坂井祐莉絵) ミノス(CV.小見川千明)

2018年夏アニメの台風の目、【邪心ちゃんドロップキック】。

けしてこのアニメが派遣だったとは正直微塵も思わないが

それでも各サイトのアンケートの投票数を軒並み独占するほど

低予算ながら熱狂的な支持を獲得した見事なアニメだったといわざるを得ない。

簡略化されながらも魅力を殺がない作画に

少ない枚数ながら縦横無尽に動き回る激しい作画

大胆な脚本構成でツボをついたシーンセレクトと無駄に豪華なゲスト声優。

自称アニメ通の視聴者を唸らせる要素は枚挙に暇がなかった。

よって原作ファンとしても新鮮な気持ちで眺められたし

よく起こりがちな原作改変に伴う拒否反応は皆無に等しい。

なによりきちんとちゃんときっちり邪神ちゃんをゲスく描いてくれたのが好かった。

【銀魂】同様、原作にはないアニメ独自のパロディも多かったし。

まぁもともと内容のある作品ではないが

うまく調節して主要キャラ全員を活躍させてくれて、

運営さんマジありがとう!という思いでいっぱいである。

声優としても“クセが強い”と評判の大森日雅を無表情美少女に添えたり

鈴木愛奈にいたっては以後の演技がすべて邪神ちゃんに聞こえるほど

強烈なインパクトを残した。

独特のイントネーションが人気の小見川千明も限りなく自然に配置したし

これぞ名キャスティングと声高に主張したい。

よっぽど放送が好評を博したのか、

10月に追加の1話をamazon primeにて放送した本作。

前期を最も盛り上げた作品の一つとして支持されるべき佳作である。

尚、ウソかホントかあと666枚パッケージ版が売れたら2期を製作します

公式が前代未聞のアナウンスをしている。

数々の伝説を作ってきた邪神ちゃん運営が

更なる奇跡を起こそうと躍起になっているので

是非ぜひこの盛り上がりを次作にまた持ち越そうではないか!


最後までお読みいただきありがとうございました。

あくまで-type.B-、つまり筆者Bの独断と偏見による感想ですので

ぽんばし通信の総意を示すモノではありません、あしからず。

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