2018夏アニメ完走日記-type.B-④

2018年夏アニメの乙女向け作品をピックアップ!

皆さん、2018夏アニメ楽しみましたでしょうか。

まだアニメにハマってから6年目の筆者Bが

見終わったアニメの感想を書き綴ってみます。

序盤の印象はリンク先に綴ってあります。

Free!-Dive to the Future-

原作:おおじこうじ(KAエスマ文庫)

制作会社:京都アニメーション 監督:河浪栄作 構成:横谷昌宏

OP「Heading to Over」OLDCODEX
ED「GOLD EVOLUTION」STYLE FIVE

キャスト:七瀬遙(CV.島﨑信長) 橘真琴(CV.鈴木達央)
松岡凛(CV.宮野真守) 桐嶋郁弥(CV.内山昂輝)

それまでの青春群像劇重視よりスポ根寄りにして競技部分を増やしたように感じる第3期。

その弊害として各地に点々としている登場人物がほぼ全員知り合いの知り合いだったり

なんともご都合主義な人物相関図が形成されてしまったが

おかげで余計な回り道を節約してさぁ勝負だぜ!となったので個人的には問題ない。

なにより念願だったのは山崎の復帰。

そして同時にわかる凛のめったに出ない無邪気な表情!

オマエ3期入って始めて笑ったんじゃね?

彼の友人想いな一面が表れた素晴らしい10話だったと思う。

ついでに遥との気の置けないやり取りも派生して人間ドラマの面目躍如。

うーん、やっぱり第3期が一番スポ根と友情のバランスが良くて好きなんだけどなぁ。

……周りの評価を見てみるとなんだか割と散々で、

もっとキャラ同士の絡みが視たい(会話パートの増量)のが希望の様だ。

個人的にはいつ水泳やるんだろう?と思って1期2期を見てたので

まぁ求めるものによって評価の変わるアニメだったと思う。

作画と心理描写はやっぱり京アニの髄が詰まってるので良品質に間違いないんだけどね!

なんとなくキャラ同士がシノギを削って高めあう作品であって

オリンピックとかで優勝目指そう!というアニメではないように感じているのだが

それでもなんだかポッと出のキャラに主人公が負けるとモヤっとする。

極端に無双してほしいわけではないが、ライバルに負けるまでなるべく負けんじゃねーぞ、遥!

あと余談だが、OPも今までで一番好き。

OLDCODEXの持つハードロックとアニソンっぽいキャッチーさがうまい具合で融合して

メロディがものすごい耳に引っかかる。

サビが気持ち弱いなと思うことが多いOLDだがこの曲はがっつり主張。

ガチのロックファンには軟弱に聞こえるかもしれないが

メロディアスに敵うサウンドはなし。サイコーだぜ。

京都寺町三条のホームズ

原作:望月麻衣(双葉文庫) 原画: ヤマウチシズ

制作会社: アニメーションスタジオ・セブン 監督:佐々木勅嘉 構成:山下憲一

OP「恋に咲く謎、はらはらと」A応P
ED「細雪」和楽器バンド

キャスト:真城葵(CV.富田美憂) 家頭清貴(CV.石川界人)

今調べて初めて知ったのだが、”いけず“とは関西特有の表現らしく

京都を舞台にしているこのアニメがキャッチコピーに使用するのは

実はまったく可笑しくなかったということになる。

…… いや、いけずがホームズと何の関係があるのかは分かりかねますが。

洞察力という名の異能力に推理という名の必殺技をたたきつける言霊バトルなので

推理物を期待すると肩透かしを食らうが、

盗人猛々しい女性主人公がイケメンで社会的地位が安定している青年と出会い

意外な自分の鑑定士としての才能に気づいて公正し

本来持っていた優しさを取り戻すヒューマンドラマとして眺めてみると

あら不思議、ちゃんと面白いでしょ?

当初浮気されて逆上しときながら自分もすぐさま別の男性にときめいたあたり

もうお前ら似た者同士じゃねーかとか思っていた序盤が懐かしい。

ホームズをイヤに持ち上げる“さすおに”系統の展開なのだが

この青年がなかなか腹黒くて嫌いじゃない。

気に入らないことには静かに、されどとことん敵意をむき出し

なかなか面白いキャラ設定だと思う。

序盤雑感でも書いたが方言や背景は正しいものを知らないので気にはならなく

全体の雰囲気付け程度のフィクションとして個人的には受け入れられた。

小中学生向けの少女小説としてみれば十分面白かったと思うのだが

いまいち酷評する人が多いのは

ちょっとタイトル詐欺っぽくなったのがよろしくなかったのかな?

“ホームズ”と大々的に口上に並べるのではなく、

恋と鑑定と時々推理、くらいに留めておけば非難されなかった、かもしれない。

つくもがみ貸します

原作:畠中恵(角川書店) 原画:星野リリィ

制作会社:テレコム・アニメーションフィルム 監督:むらた雅彦 脚本:下山健人

OP「Get Into My Heart」MIYAVI vs シシド・カフカ
ED「今宵は夢を見させて」倉木麻衣

キャスト:清次(CV.榎木淳弥) お紅(CV.小松未可子)
幸之助(CV.近藤隆) 半助(CV.斎賀みつき)

見る前は【夏目友人帳】のような人とアヤカシの不思議な共同生活とか

ペット感覚でアヤカシを貸し借りしてもふもふする作品かと思いきや

意外や意外、【京都ホームズ】よりも推理や探偵要素のあるアニメだった!

ささやかな、されど大事な悩み事を持った人物が主人公姉弟の営む損料屋へ足を運び

そこで聞き耳を立てている付喪神が自主的にまたは主人公の誘導によって人知れず情報収集。

結果、ズバリ悩み事の根幹を暴き出し無事めでたしめでたしとなる群像劇。

かといってがちがちに論理武装してるわけでもなく殺人事件が起こるわけでもなく

せいぜい【ああ探偵事務所】のような人間関係のこじれやよじれを解決するもの。

それ故に恨み辛みに”あてられる”ことはほとんどなく、あくまで懸念材料を退かす程度だ。

なにげに“間”の取り方が秀逸で、

主人公がふと違和感に気づいた瞬間に視聴者もはっとするような

ささやかな演出が輝いたアニメだと思う。

想像の余地を残したままそれでも真相まで全部見通せるほどでもなく、

またエピローグもすべてを明かすようなこともしない(中には主人公以外知らない事実もある)

事の顛末も個人的には”そうであってほしいな”という所に着地する絶妙な物語だと感じた。

とくに半助さんと幸之助さん関連のお話が最高。

そうなんだよ、愛しの君とどうしても結ばれなきゃいけないと誰が決めたんだ!?

好きな相手に幸せになってほしい、例え隣にいるのが自分でなくとも!

その心は何よりも尊いではないか。筆者Bは半助さんの想いを尊重致します

余談だが、半助さんの声優は普通に男性だと思っていた。くっそまた斎賀さんにやられたわ。笑

それと姉さんの実は一貫してた感情も素晴らしいよね。

これまで異性の言動が逐一気に食わないと書いてきたが、

こればっかりは確かに気づかない、けど本心を知れば超納得。

なるほど……主人公も色男もこりゃ形無しだね。

姉さんも人が悪いぜ。そんな素振り、見せやしなかったじゃないか!

最終話はニヤニヤが止まらないので覚悟して視聴しよう。

あえて一つ苦言を呈するなら、

後半では人探しのためとはいえ私欲で付喪神を使役した事だろうか。

それまでの人から依頼された悩み事に対して利用していた分にはいいものの

いざ主人公と姉が目的のために奔走したときは、ちょっと違うかなぁ……と感じた。

まぁ付喪神側は好奇心でしか動いてないので気にしてないだろうが。

そしてこんな感じで感想が内容に関してしか出てこないくらい、作画も音楽も安定。

あの謎の3D転換や白と黒を極端に使わない配色とか随所に細かいこだわりが窺える。

いやぁ、実に満足度が高いアニメだった。おすすめです。

かくりよの宿飯

原作:友麻碧 イラスト:Laruha
制作会社:GONZO 監督:奥田佳子 脚本:金春智子

OP「灯火のまにまに」東山奈央
ED「彩 -color-」沼倉愛美

キャスト:津場木葵(CV.東山奈央) 大旦那(CV.小西克幸)
銀次(CV.土岐隼一) お涼(CV.加隈亜衣)

最近多い気がするが、こちらも原作ファンからは大酷評、初見からは高評価のアニメ。

確かに原作のイラストとは似ても似つかない絵柄だが、

アニメとして動かすのに必要最低限の情報料は実現出来ていると思う。

……少なくとも作画に関しては個人的には【百錬覇王】より幾分もマシだと感じた。

まぁタイトルにあるとおり料理がメインの作品ではあるのだが

四面楚歌の状況から少しずつ料理を以って敵意を削ぎつつ

ゆっくりと、されど着実に味方を増やしていって妖怪を懐柔していく様は

むしろ少女文庫版【うしおととら】とさえ思えた。

留守にしてる間みんなが彼女の厨房に集まるとかとかイイハナシダナー。

それくらい彼女の折れない精神力は高潔に映る。

主人公の考えなしの行き当たりばったりがナマイキだという意見もあるが

そもそも彼女は無理やり幽世につれてこられているのでそこに落ち度はない。

むしろ流れに身を任せて大旦那様の庇護下に入ってたら余裕の3話切りを敢行してただろう。

雰囲気としては【神様はじめました】と【魔法使いの嫁】を足して2で割った感じ。

まぁこの二つはちょっと主人公が受動的なので【赤髪の白雪姫】も近いかもしれない。

展開は駆け足ながらそれでも面白いと感じていたし冒頭でもフォローはしたが

それでもやはり、たぶんここは原作だともっと丁寧に描かれているんだろうなと

想像できてしまう部分はいくつかあった。

主人公が要所で振舞う料理の献立へ到る過程だったり、その説明だったり

銀次の主人公に対する微妙な居心地の良さと悪さ、そしてありがちな淡い慕情だったり

後半のキモとなる、キーアイテムの譲渡とそれに伴う各人の確執や鬱屈した感情、

なにより黄金童子の行動が不可解にすぎる上、エピローグまでにその真意は語られなかった。

彼女が主人公を折尾屋についてくるように印象操作したのは何となくわかったが

その前の港町失踪(軟禁?)事件の引き金となる金縛りにはどういった意味があったのか。

微妙に特に納得できる理由を語ってないのだが、小説ではそのあたり描かれているんだよね?

そして、頭身高めのキャラデザとシリアス構成の割に動物の描写が可愛いすぎる

特にイヌ科の義兄弟ニ匹が蓬莱の玉の枝の前でじゃれあったシーンは

このアニメ史上屈指のもふもふ動画。かわいい。

ウザカワなだけだった河童の見せ場が最後にあったのもイイね。

また、ストーリー上の困難をこれまでの登場人物だけで解決していくのが心地いい。

突飛なシナリオだと感じる部分は極めて少なかった。

どっかでまた妖王家が出てきて主人公を助けてくれると思ってたよ!etc。

やはりこう伏線が繋がって結末が紡がれるのが小説原作の醍醐味だと感じている。

そしてその伏線の結び方もちょっと【うしとら】っぽい。

原作ファンからは出来が悪いというレッテルを貼られている本作だが

それでも十分に面白さは伝わったので気になった方は原作に手を出してみよう!

夢王国と眠れる100人の王子様

原作:GCREST

制作会社:project No.9 監督:ひいろゆきな 構成:高橋ナツコ

OP「あふれる光」moumoon
ED「Secret Dreams」アヴィ、キエル

キャスト:主人公(CV.木村はるか) ナビ(CV.山下大輝)
アヴィ(CV.鈴村健一) キエル(CV.宮崎遊)

原作はバリバリのファンタジー恋愛ゲームなのに

主要キャラ3名がまったくといっていいほど恋心を燻らせない新感覚アニメだった。

ところで二人の王子、キエルの掘り下げはかなり綿密に行われたのに

アヴィの方はほとんど触れられてなった気がするのだがよかったのだろうか?

――と思ったらキエルはオリジナルキャラだった!

事前情報ナシで見てたのでまったく分からなかったです。

必然的に蝶々さんとラスボスもオリキャラということに。

原作組にどう映ったかはわからないが、少なくとも知らない方からすると

まったく整合性を疑わなかった。

いや、むしろ途中アリスインな世界観のパートに出てきたキャラに

こいつら要るかな?と思った違和感はある意味正しくて

最終話付近のラストステージがまるまるアニメオリジナルだったというわけだ。

まぁそれでも期待してなかった分落胆しなかったというだけで

特別好かったというわけでもない。

なんで普通のOLがあんなに各国の王子に気に入られるのか理解できないし

結局ユメクイが発生する要因の究明・根絶には至っていない。

それでも主人公が尻軽じゃないだけでどうしてこんなに面白いと思えるのだろう!

やっぱり男性向けだろうが女性向けだろうが恋愛が中心じゃない方が楽しめるなぁ・・・・・・。

まぁ、個人の感想です。

あと、なんだかゲームに比べて絵が残念という意見が多いようだが

このゲームは小学生のプレイヤーが多いのだろうか?

アプリの絵は複数人のイラストレーターを起用しているし

線が多すぎてとてもアニメとして動かせるわけがないというのは超常識。

まぁ限度というものはあるだろうが、本作が非難されるほど崩れていたとはまったく思わない。

Phantom in the Twilight

原作:Happy Elements

制作会社: ライデンフィルム 監督:森邦宏 脚本:丸戸史明 矢野俊策

OP「Flowery Song」汪東城
ED「HOME」May’n

キャスト:バイルー・トン(CV.花澤香菜) ムー・シンヤオ(CV.石見舞菜香)
ヴラッド・ガーファンクル(CV.櫻井孝宏) ルーク・ボーエン(CV.岡本信彦)

終わってみればなんだかんだそこそこ面白い部類に入ってしまった【ファントワ】。

これを気に中国アニメも悪くないじゃん!と見直した視聴者も多かったと思うが

残念ながらパッケージが発売されないという憂き目に遭っている。

いったい何が起きたというのだろうか・・・・・・。

やはり題材のキャッチーさが大きく、吸血鬼や退魔師を嫌いな日本人がいるわけがない。

仕舞いにはベルゼブブまで登場する始末で

いきなりなんだかとんでもない大物が出てきた感。(いや見た目はかわいいんだけど)

ドキッ美形男子だらけの【オトギフロンティア】ともいった具合だ。

それとシンヤオちゃんの扱いがほんと酷くていいね。

手心を加えるなんてことはせずどんどんラスボスに変幻させられていく。

幻覚やら幻惑やらで強制的に脳波を改竄してくとかナチュラルにヤヴァい。

序盤雑感でも書いたがほんと一昔前のラノベの王道のような展開でゾクゾクした。

とはいえ似たようなストーリーはこれまでも量産されているので

個性という意味では皆無だったかもしれない。

制作費が潤沢なのか声優と作画は凄いのだが、

とりあえず戦闘してる部分の中身のなさが玉に瑕。

それこそ彼女を殺さないと世界は滅亡します的な究極の選択まで行かなかったのは

温情か手心か。

まぁ普通こんなかわいい造形のキャラに非情にはなれないわな。

なんだかぜんぜん終わった気がしない形で最終話を迎えたので続編があるように感じるが

はたして前述の件もあるので製作されるだろうか?

最後ナゼ彼女があの姿で出てきたのか非常に気になる。

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