2018夏アニメ完走日記-type.B-⑤

2018年夏アニメのバラエティ作品をピックアップ!

皆さん、2018夏アニメ楽しみましたでしょうか。

まだアニメにハマってから6年目の筆者Bが

見終わったアニメの感想を書き綴ってみます。

序盤の印象はリンク先に綴ってあります。

はねバド!

原作:濱田浩輔(good!アフタヌーン)

制作会社: ライデンフィルム 監督:江崎慎平 構成: 岸本卓

OP「ふたりの羽根」YURiKA
ED「ハイステッパー」大原ゆい子

キャスト:羽咲綾乃(CV.大和田仁美) 荒垣なぎさ(CV.島袋美由利)

2018年夏版、筆者Bと世間との評価に隔絶のあるアニメ第1位である。

天才バドミントン少女が心を塞ぎ不貞腐れてる中、

かつて中学生大会でケチョンケチョンに打ちのめした選手と同じ高校に入り

仲間やライバルと切磋琢磨して精神を成長させていく美少女熱血スポ根群像劇。

第一印象としては【BAMBOO BLADE】バドミントン版といった感じ。

とにかく圧巻なのがバドミントン競技中の描写

躍動する肢体と汗の飛沫を余すところなく接写し

モーションキャプチャーでも使用してるんじゃないかというくらいダイナミック。

カメラアングルはめまぐるしく切り替わり鋭角で視界を揺さぶってくる。

元来持つスピード感の割に目で見て明快なルールなため理解も追いつきやすい。

これだけ動きまわるスポーツアニメは【ユーリ on ICE】以来かと思われる。

しかしおそらく評価を下げている要因の半分が、登場人物の性格設定の特殊性。

まず主人公が子供すぎて情緒不安定なため見ててかなりイライラすると思う。

萌えアニメにありがちな幼稚性ではなく、単純に心身ともに未成熟で

笑顔ではしゃいでいたかと思えば突然癇癪を起すというような

典型的な母親からの愛情不足の子供そのものといった言動を繰り返す。

とくに地区予選トーナメント辺りは盛り上がりとともに厚顔無恥が拡大。

ライバルを慮らないどころかチームメイトにまでイヤミやアオリをひけらかし

こんなに主人公に”負けてほしい!”と願ったアニメは初めてかもしれない。笑。

他のキャラも程度こそ少ないものの同系統の演出があり、

なんていうかかなりリアルな思春期真っ只中の高校生といった様相だった。

また、原作ファンから総スカンを食らう原因となった、最序盤の原作改変。

主人公の幼馴染という設定を抹消したり、

スポ根に切り替える前だったために弛緩していた部分までギスギスで埋めたり

もはやアニメを使った二次創作といっても過言ではないストーリー。

・・・・・・まぁこればっかりはフォローできる気はしないが

個人的には知らないが故にまったく気にならなかった。

むしろ才能あるのに情熱を持たない導入に”ありがちやなぁ”と思ったくらいだ。

前述の【バンブレ】然り、【I’ll】【タッチ】等々。まぁ一番近いのは【少女ファイト】かもしれないが。

そしてそれらが個人的趣味に合致してしまい面白かった部分である。

美少女が和気藹々とスポーツにのめりこむのを見たければ【はるかな】があったし

スポーツに賭けるという過酷で熾烈なされど美しい姿がこちらでは描かれた。

特に主人公が決勝戦で見せる表情がどんどん母親に似てくるあたり。

死んだ目でプレーしてる最中も悪い意味で母親似な部分が現れていたのだが

目にハイライトが戻って覚醒した顔もまた母親似。血は争えないね。

あと負けるべきキャラが負けるべきところでちゃんと負けているという点だ。

この作品では勝つキャラよりむしろそちら側に重点が置かれてるように感じる。

そういう意味では何気に石澤望がとても印象に残っており、

彼女の行く末が一番気になるのだが、2部は・・・・・・できないんだろうなぁ。

とりあえず、2018年夏アニメで何が一番面白かったか?と聞かれれば

【はねバド!】と答えている。(次点が【ハピシュガ】)

はるかなレシーブ

原作:如意自在(まんがタイムきららフォワード)

制作会社:C2C 監督:窪岡俊之 構成:待田堂子

OP「FLY two BLUE」大空遥、比嘉かなた
ED「Wish me luck!!!!」大空遥、比嘉かなた、トーマス・紅愛、トーマス・恵美理

キャスト:大空遥(CV.優木かな) 比嘉かなた(CV.宮下早紀)
トーマス・紅愛(CV.種﨑敦美) トーマス・恵美理(CV.末柄里恵)

いかにも萌え萌えキュンな作画とは裏腹に意外としっかりスポ根していた本作。

笑いあり涙あり熱血ありと規模は小さいながら炎天下のもとで健康美をぶつけ合う姿は

ちゃんとピーチバレーという競技の楽しさを伝えていたように思う。

掲載紙が(4コマ中心ではないとはいえ)きらら系列とは思えないストーリーに

萌えアニメが萌えアニメで終わらない底力を示した。

主人公がめげない諦めない性格というのも好感が持てるし、

ちょっとめんどくさい性格の微表情の相方を鼓舞して勝ち上がるのは爽快である。

ド素人で始まった主人公が少しずつ競技に慣れてきて

チームメイトについていけるようになったところで覚醒し

最後は拮抗して根性の比べ合い!を上手く表現。

最初はどちらかと言えばプレイをスローモーションにする演出が多かったが

途中からはスピード感のある作画に切り替わりつつ

決勝戦では両チームが徐々に疲労感を増していく重みのある描写

飽きさせない見ごたえのあるストーリーになった要因だと感じている。

また作画も気合の入れ所が視聴者のハートをわかってらっしゃる!という感じで

ねっとり舐め回すカメラワークと、必然的に接写されるきらめくバディに

(いろんな意味で)息をのむ瞬間も多かった。

毎話水着回というハードルに真っ向から挑んだ意欲作であると評したい。

まぁ果たして、未経験だった主人公が優勝できてしまうというご都合主義や

謎の恥ずかしい御当地ソングを試合中に大声で歌わせるとか

現実では起こり得ないあざとい場面も間々あったがそこはご愛嬌。

ある意味萌えアニメを期待して眺めてた層にも訴求する貪欲な姿勢だと思う。

(自分は一回そこで冷静になってしまったが)

まぁ肩ひじ張らずにメインビジュアル通りのただ単に水着美少女の

出すとこ出してたわわになったナマ足ヘソ出し砂上のマーメイドを拝むだけでも

気軽におすすめできるアニメで、満足度は高い。

ハイスコアガール

原作:押切蓮介(ビッグガンガン)

制作会社: J.C.STAFF 監督: 山川吉樹 構成:浦畑達彦

OP「New Stranger」sora tob sakana
ED「放課後ディストラクション」やくしまるえつこ

キャスト:矢口春雄(CV.天﨑滉平)
大野晶(CV.鈴代紗弓) 日高小春(CV.広瀬ゆうき)

“独特な世界観を持った作品”という枕詞も氾濫して久しいが

こちら【ハイスコアガール】という作品は漫画の持つ雰囲気を損なうことなく

映像化出来たアニメではないかと感じている。

年齢的にはがっつり青春時代とリンクする時代設定なのだが

いかんせん元来そんなにゲームを嗜んでこなかったので共感はしていない。

だがそれを差し置いてもゲームに没頭する主人公にあるあると思えるし

そんな彼にこのヒロイン像はゲーム脳に侵された少年たちの理想そのものに映る。

呻くだけで全く言葉を発しないヒロインなのだがこの娘がまた堪らなくかわいい。

多少暴力的なのだが車に轢かれても死なない主人公である。効かない効かない。

なによりそんなにクオリティが高いとは言えないCGなのに

言葉以上に雄弁な表情テクスチャーと超丁寧な雰囲気作りで

恋と呼ぶにはささやかすぎる想いの交差がもどかしくじれったい。

そしてそれは神回と名高い第3話にピークを迎えたわけだが

それ以降はもう一人のヒロインがそのバトンを受け継いだ。

この娘がまた割と直球でかわいいんだ!

え、これもしかしてゲームを下地にした恋愛アニメなんじゃないだろうか?

鈍感主人公がまったく新ヒロインに靡かないのはかなり切ないが

個人的にはそこが一途に映るのでむしろ好感ポイント。

ヒロインに対する気持ちにまだ名前を付けられない甘酸っぱさが微笑ましい。

残念ながら新ヒロインが告白したところで最終話を迎え

ストーリーががっつり途中で切れてしまっているが、

3月に残り3話を放送する【Dies Irae】方式をとっている。

結末は想像に難くないのだが……生暖かく最後まで見届けたい。

はたらく細胞

原作:清水茜(月間少年シリウス)

制作会社:david production 監督:鈴木健一 構成:柿原優子

OP「ミッション! 健・康・第・イチ」赤血球、白血球、キラーT細胞、マクロファージ
ED「CheerS」ClariS

キャスト:赤血球(CV.花澤香菜) 白血球(CV.前野智昭)血小板(CV.長縄まりあ)
キラーT細胞(CV.小野大輔) マクロファージ(CV.井上喜久子)

前期覇権筆頭候補の細胞擬人化というパワーワード輝く【はたらく細胞】。

人体を形成する37兆もの細胞一つ一つを一個の生物として描く本作は

例えば”赤血球”という名称を持つ個体が無数に存在するという、

意外と擬人化するにはハードルの高い題材でもあっただろう。

実際主要キャラ(花澤赤血球・前田白血球・井上マクロファージ)の思い出話が語られたが

現実的に寿命のことを考えると、

思い出の白血球さんが赤血球を助けられる年齢まで生きられることは……ないのだ。

そういったキャラの掘り下げの回よりも日々の仕事を全うする日常回の方が面白いというのも

不思議な見心地として提供してくれたアニメでもある。

とかなんとか理屈で考えて突っ込みどころを探すもよし、

もう細胞っぽい要素を持ち合わせた人物による群像劇として見ても良し

日々脅かされるウイルスとのバトルアニメとしても良し

ただただ血小板ちゃんに抱きつかれたい人生だった、と嘆いてもいい。

とにかく多面的に楽しめるというのは人を選ばずに支持される最低条件だろう。

個人的にはやっぱり生命的な危機に直結するシリアス回が好みで

特にがん細胞と失血性ショックの話が最高。

最序盤で一般通過細胞に某有名声優の声が聞こえたと思ったら

まさに彼こそががん細胞だった!そうだよね、モブにそんな声優充てないよね!

演出も某【神話的良き知らせ】ばりの浸食・暴走っぷりでまさに序盤の山場。

そりゃ癌が題材だぜ?”ゼットン”級の絶望演出がなされてもおかしくないのだ。

(だがそれ自体は常日頃体内で起こっていることなので殊更に最高潮にはしていない)

最終話にしてもこころなしか東日本大震災を思わす構成で、ちゃんと考えさせられる。

うん、教育にいいアニメだとは思ってはいたがそれはけして科学的な意味ではなく

生きとし生けるもの、たとえそれがマクロン程の小さな細胞でさえ

こうして助け合って生きている、生きていけるんだぞ教えられているようではないか。

まぁ常日頃から意識しろと言うつもりはないが、視聴以降

ほんの少しでも自分の体をいたわれるようになれれば本位じゃないかな、と思うのでした。

……いや普通にヴァイオレンスアクションとして見た方が健全ですけどね。

異世界居酒屋 〜古都アイテーリアの居酒屋のぶ〜

原作:蝉川夏哉 イラスト:転
制作会社:サンライズ 監督:吉田伸

OP「Prosit!」クラムボン

キャスト:千家しのぶ(CV.三森すずこ) 矢澤信之(CV.杉田智和)
ハンス(CV.阿部敦) エーファ(CV.久野美咲)

登場人物の役職がRPG然としているのでどうしても【異世界食堂】と比べてしまいたくなるが

微妙にファンタジー色がそんなに強くないので実はそんなに被らない【異世界居酒屋】。

そこの住人たちも割と現代人と似たような悩みや葛藤に挟まれて生きているんだなと思うと

ちょっと切なくもなるが、

……えっとそれだとそもそも舞台を異世界にした理由が薄くなるような。まぁいいけど。

それが題材なので当然と言えば当然なのだが、料理の作画がピカイチ。

特に揚げ物の描写が殺人的で、なるほど”居酒屋”をフューチャーしている面目躍如といえる。

つまるところ【かくりよ】に求められたのはこういうところなのだろうな。

基本的に居酒屋内での会話劇なのでえらく狭い空間でしか話は展開しないのだが

それが酒の場で交わされる情報量の限界を意図的に表現していたのであれば慧眼である。

せっかくの数多の設定を開示することなく

登場人物の会話だけで事件が起こりまた解決されるというのはなかなか骨が折れそう。

小説ではミスリードを仕掛けやすいスタイルだがアニメでは難しい。

それをこともなげにこなすのだから、

実は見れば見るほど発見のある作品だったのかもしれない。まるでスルメだね

まぁその弊害として、剣と魔法とクラーケンさえいた世界観にもかかわらず

派手な演出とかもなかったので地味だった印象は否めない。

それと特に声優が出演するでもないリアル料理映像も謎。

料理をしないうえにそんなに食通でもない筆者B的には楽しみ方がわからなかった。無念。

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