2018春アニメ序盤雑感-type.B-③ ~ティラミス、ヒナまつり、あっカノ 他~

2018春アニメ注目のギャグ作品を紹介!

皆さん、2018春アニメ楽しんでますでしょうか。

まだアニメにハマってから6年目の筆者Bが

とりあえず序盤を視聴してみた雑感を書き綴ってみます。

(語彙がないので過去作品を例に出すあたり容赦ください。)

 魔法少女 俺

原作:毛魂一直線
制作会社:ぴえろプラス 監督:川崎逸朗

OP「NOISY LOVE POWER☆」大橋彩香
ED「硝子の銀河」STAR☆PRINCE

キャスト:卯野さき(CV.大橋彩香) / 魔法少女オレ(CV.石川界人)
御翔桜世(CV.三澤紗千香) / 魔法少女サキガスキ(CV.羽多野渉)

今期アニメの台風の目、【魔法少女 俺】。

正統派魔法少女アニメへというよりは、

昨今の悲劇至上主義の方に真っ向に対立する形で現れた気鋭で

パロディや下劣な下ネタをふんだんに取り入れた問題作である

売れない二人組アイドルがひょんなことから変幻するチカラを得たが

なぜか変身後の姿は筋肉隆々の屈強な男性で、

マジカルとは名だけの鈍器と拳で悪を成敗する。

魔法少女につきものの使い魔はヤクザで、ライバルも欠陥仮面ライダー。

どこを切っても低俗そのもの

TSモノという意味では【おれツイ】の男女逆転バージョンだが

来てる服を性別に合わせるか否かだけでここまで印象が違うものだろうか。。

見た目は【地球防衛部】と同じ方向性で、爽快感は皆無だがネタ要素は凌駕している。

百合の皮を被った薔薇とはよく言ったもので、

主人公の相方がガチガールズラブな上、変身後も性的な意味で仲良くなろうとするからカオス。

その方向性だけ突き詰めてくれれば面白そうなんだけど、ネタは単発で終わってしまう。残念。

あと声優が石川界人なせいで、【ダメプリ】のナレクがダブってしょうがない。

いや、むしろオレ様ナレクはいたって正常だったのだな。これに比べると。

まぁ個人的には正直想像した通り過ぎて好くもなければ悪くもないのだが

なんだか身近の評判はすこぶる良くて少し戸惑っている。

世間でもやはり高評価を得て中には覇権だと言ってる者もいるのだろうか……。

だとしたら前期の【プポテ】同様温度差を感じずにはいられない。

美少女のキャラデザだけは今期随一でかわいいのがまた悔しい。

 宇宙戦艦ティラミス

原作:宮川サトシ 作画:伊藤亰
制作会社:GONZO 監督:博史池畠

OP「Breakthrough」ED「DURANDAL」スバル・イチノセ

キャスト:スバル・イチノセ(CV.石川界人) コーディ(CV.櫻井孝宏)
ヴォルガー・ハマー(CV.諏訪部順一) リージュ・ルロワ(CV.遠藤綾)

引き続きまして石川界人のマジメボイス×低俗ギャグの第2弾。

美麗な作画と壮大な音楽で宇宙の若きエースパイロットを描く浪漫譚

――だといつから錯覚していた!?

ましてや今季【銀河英雄伝説】も放送していることから

予備知識なしだと同じような宇宙戦記物だと勘違いしそうである。

いや、むしろここのスタッフならそれを見越して制作していても不思議ではない。

実は冒頭の概要は嘘ではなくほんとに宇宙が舞台で主人公はエースパイロットで

作中でもその手腕はいかんなく発揮されているのだが

ここで取り上げられるのはいたって日常的な情緒に溢れた素朴な少年の葛藤である。

……綺麗な言葉で取り繕ってみたが、要は思春期の男子が悶々と抱える愚かさだ。

人型兵器であろうが胸があれば揉みたくなるしオタカラDVDの隠し場所には神経質だし

そりゃ陰毛とも深く語り合う

このアニメを見た後ならきっと君も

部屋の片隅で縮こまってるであろう彼を見つけたら対話したくなるのではないだろうか。

気になって原作を見てみたら必要以上に絵が超綺麗

なのに内容がこの上なくくだらない。

やってることは破天荒なのに台詞も作画も真剣そのものなのが最高だ。

これが【バクマン】が提唱する「シリアスな笑い」の究極形なのかもしれない。

(ラッコ11号とかこういう作品なんだろうな)

上記の【俺】とこの【ティラミス】に如何ほどの差異があるかは分からないが

個人的な感触はここまでの相違がある。その理由は説明できない。苦笑。

 お前はまだグンマを知らない

原作:井田ヒロト
制作会社:旭プロダクション 監督:まんきゅう

OP「So Happy」内田彩

キャスト:神月紀(CV.梶原岳人) 轟二矢(CV.笠間淳) 篠岡京(CV.内田彩)

井田ヒロトといえば【戦線スパイクヒルズ】や【グラスホッパー】を

個人的にも愛読していたし

シリアスかつアンダーグラウンドな世界観の現代フィクションが得意

――というイメージだった。

そして少し前からニコニコ動画のコメントやらで秘境が出るたびに

「グンマ」という言葉が流れるほど影響力を持った漫画があるであろうことは

なんとなく気が付いていた。

だがしかし、それらが=(イコール)でつながることはけしてなかったのだ、

このアニメを見るまでは!

まさか井田がこんなにギャグに振り切った作品を発表するとは露程も思わなんだ。

いや、ギャグではあるが登場人物は至って真面目。

少しも茶化そうとかそういう意思はないのだ。

まぁ、つまるところ、テイストとしては上記の【ティラミス】に近い

シリアスな笑いを提供してくれるアニメである。

群馬特有の名産や風習自虐風に扱っていて非常に涙ぐましいが

田舎出身としては共感できる部分もある。

井田キャラの造形は昔から馴染みがあるのもあって

個人的にはとても受け入れやすい。かっこいいしかわいい。

だけどちょっとズレてるとこがまた好い。

惜しむらくは群馬放送でしか取り扱っていないこと。

なぜそこは閉鎖的なのか。そこまで作品になぞらんでも。

かろうじてGYAOで視聴できるのでグンマ民以外はそちらで視聴しよう。

 ヒナまつり

原作:大武政夫
制作会社:feel. 監督:及川啓

OP「Distance」村川梨衣
ED「鮭とイクラと893と娘」新田義史

キャスト:ヒナ(CV.田中貴子) 新田義史(CV.中島ヨシキ)
三嶋瞳(CV.本渡楓) 桜詩子(CV.日笠陽子) アンズ(CV.村川梨衣)

さて、今期のダークホース【ヒナまつり】の登場だ。

放送開始前、これほどの破壊力を予想出来た者はいるだろうか……?

ヤクザの頭上に一体の未確認生命体が落下してくる。

……この時点でもはや何が何だかよく分からないが

一応美少女ボーイミーツガールの一端と思う事は出来る。

だが、その落ちてきた少女がここに住まわせろと

超高級骨董品を超能力で浮かせて破壊すると脅した辺りで

“おや、このアニメ、最近の二次元のセオリー通りにいかないぞ?”と確信。

そもそもヤクザ×サイキック少女の時点でその発想がぶっ飛んでいる。

もう、できればPVすら見ないで本編で初めて触れた方が

ファーストインプレッションだかセカンドインパクトだかで絶対面白いのだが

真面目な顔してボケる、絶妙な間、畳み掛けられるボケとキレ気味のツッコミの応酬――

そうか、この流れ、サンドウィッチマンのコントに似てるんだ。

そういえば、作中では言ってないが日笠陽子×本渡楓のラジオで

日笠が「ちょっとなにいってんのかわかんない」って発言してたような気がする。

(だからどうした)

アニメ化にあたり原作よりも勢いは多少削がれているかもしれないが

絵は格段に良くなっている気がする。特に女性陣

アクションシーンは動画であることを最大限生かされているし

(あっちむいてほいでこらえられるもんならこらえてみやがれ)

オリジナルの改変、特に悲鳴をすべて「あいったー」に統一するという謎のこだわりや

各話の大オチのチョイス等、脚本・構成に新喜劇リスペクトを強く感じる。

下手したら芸人の教則の役割も果たせるんじゃないだろうか。

昨年は【幼女戦記】【サクラダリセット】【メイドインアビス】【魔法使いの嫁】、

そして前期は【よりもい】辺りを推してた自分のポリシー的には、

正直ギャグ作品をこの並びに加えたくはないのだが

悔しいけれど今のところ一番楽しみにしているアニメがこちらである。

最後拮抗する勢力が現れるかは未知数だが

少なくとも今現在【ヒマまつり】より面白い作品はない。

 踏切時間

原作:里好 鈴木吉男
制作会社: EKACHI EPILKA 監督: 鈴木吉男

OP「トマレのススメ」駒形友梨

アイ(CV.千本木彩花) とモ(CV:小倉唯)

少し長めの、具体的には新宿~代々木間の某線路くらいの

踏み切りを待つ時間に交わされる会話の様子をご覧入れる

まぁタイトル超特急(?)のアニメである。

公式では日常系オムニバスとは書いてあるが

基本的には形は違えどラブコメの色が強い

とくに兄妹のライン会話が微笑ましい。

それまで会話で積み上げた伏線を

最後電車が通過する瞬間を狙い澄まして大オチを放つスタイルで

第5話まで見ていまんとこ登場人物は全部違う。

まぁ普通に会話は面白いし気兼ねなく見られていいのだが

ただどのやり取りも別に踏切じゃなくてよくね……?

いや、まぁ第1話だけは叫びを音にかき消させるという大義名分が成り立つけど。

あっくんとカノジョ

原作:杜若わか
制作会社:ゆめ太カンパニー 監督:片貝慎

スーパーツンデレ彼氏感受性の強すぎる彼女による超新感覚ラブコメ。

泣く子も黙る罵詈雑言を浴びながらも衝突安全ハートで包み込むヒロインが天使。

主人公の聴くも憚る塩対応も極度の照れ隠しでちゃんと心底彼女に惚れているので

ニヤニヤしながら視聴できることを約束しよう。

二人っきりになるときだけツンツンするのでむしろいわゆるデレツンというやつだろうか。

【俺妹】で提唱されたツンギレも当てはまるかもしれない。

彼らを取り巻く周りも変態もしくはそれを受け入れられる度量の持ち主で成り立っており

キャラが立っていて面白い。

特に主人公の妹もヒロインにベタ惚れな辺り、もうどう転んでも面白いオチしか見えないし

ヒロインの両親と同じ轍を踏むという2世代かけたテンドンも素晴らしい。

言わなくても通じ合う関係など剣と魔法よりもファタジーだと思ってるので

特にこれと言った共感だか教訓などは一切ないが、

高度な漫才を見せられているような良質なアニメだと思う。


最後までお読みいただきありがとうございました。

あくまで-type.B-、つまり筆者Bの独断と偏見による感想ですので

ぽんばし通信の総意を示すモノではありません、あしからず。

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