2018春アニメ序盤雑感-type.B-④ ~ひそまそ、カリギュラ、され竜 他~

2018春アニメ注目のSF作品を紹介!

皆さん、2018春アニメ楽しんでますでしょうか。

まだアニメにハマってから6年目の筆者Bが

とりあえず序盤を視聴してみた雑感を書き綴ってみます。

(語彙がないので過去作品を例に出すあたり容赦ください。)

 銀河英雄伝説 Die Neue These

原作:田中芳樹
制作会社:Production I.G 監督:多田俊介

OP「Binary Star」SawanoHiroyuki[nZk]:Uru
ED「WISH」ELISA

キャスト:ラインハルト・フォン・ローエングラム(CV.宮野真守)
ヤン・ウェンリー(CV.鈴村健一) ジークフリード・キルヒアイス(CV.梅原裕一郎)

少し前に【アルスラーン戦記】のアニメ化で再注目された田中芳樹著によるSF作品。

本作は史上2度目のアニメ化で、初めからを描くリバイバル作品である。

恥ずかしながら1988年~2000年までOVAでリリースされ続けていたというのに

個人的に今まで一度も触れたことのなかったアニメで、

完全に初めましての状態での視聴と相成った。

2人の天才両視点から描かれる宇宙艦隊バトルは

文章だといまいちピンとこない物理的な距離感やら縮尺やらが把握しやすく

戦闘シーンもスッキリとした視界にデフォルメされCGで再現。

視覚的な利点はやはり理解度を高められてうれしい。

上遠野浩平【ナイトウォッチシリーズ】の「〇〇km、紙一重で躱した」の台詞を思い出す。

【ガンダム系列】は戦略と野望の果てにバトルアクションで盛り上げるが

こちらは知略と思惑の構想上に艦隊バトルが敷いてある感じで

派手なアクションシーンよりも頭脳戦を良しとする視聴者に訴求しそうな内容だ。

ラインハルトの自信と野心に満ち満ちた振る舞いもカッコいいのだが

飄々と昼行燈を演じるヤン視点の方が個人的には楽しい。

なんというか、進言しても聞き入れてもらえなかったり

オレ流を貫いた結果追われるハメになったり、

微妙に現代社会人の苦労を体現されてるみたいで共感しているのかもしれない。

(残念ながら彼ほどの才を持った会社員は皆無だが)

ニコニコ動画の生放送のコメントを見る限りは非常に高評価

みな一様にこの作品へ好意的なのだが

どうやら過去作のアニメのファンからは辛い意見が圧倒的に多いようだ。

個人的には、昔のアニメに対して”合わないなぁ”と思う事が多いので

まぁこればっかりはアニメに関わらず、例えば音楽とか実写でも同様で

自分が初めに触れたモノがやはり一番印象深いから仕方のない事である。

例えるなら、Acid Black Cherryがカバーした「1/3の純情な感情」をいいと感じたからと言って
SIAM SHADEの同曲をいいと感じるかは別問題という事。
ABCファンからは高評価でSIAMファンから煙たがられたが、実はドラムを叩いてるのが同一人物だったりする。
(さらに付け加えるとFLOWのカバーにがDAITAが参加している。どっちも1/5は純粋なメンバーなのだ)
尚、新説・【銀河英雄伝説】のProduction I.Gも、過去の【銀英伝】に関わっている。そんな感じ。伝わるかな?

まぁ何が言いたいかと申しますと、新参は古参に臆せず好きになればいいし

旧作ファンは新規ファンが増えたことを喜んでみてはどうだろうか。

わざわざ間口を狭める必要は無いと思うよ?

確かにキャラデザはイケメン化著しいかもしれないが、

個人的にはむしろありがたい処置だ。

 フルメタル・パニック! Invisible Victory

原作:賀東招二 イラスト:四季童子
制作会社:中山勝一 監督:XEBEC

OP「Even…if」ED「yes」山田タマル

キャスト:相良宗介(CV.関智一) 千鳥かなめ(CV.雪乃五月)

久方ぶりのラノベ最強のSFアニメがこちら【フルパニ】。

周囲がどれだけ【フルメタ】と呼称しようとも

あえてこの略し方を崩したくない程度には思い入れのある作品だ。

(後に【フルメタル・アルケミスト】という大ヒット作が生まれたので殊更に【フルメタ】と呼びたくない。笑)

【ふもっふ】を合わせると4作目のアニメ化なのだが

Invisible Victory の頭文字を取ってIVとする辺りがニクい。

残念ながら制作はGONZOでも京都アニメーションでもないが

作画的な違和感や不満は一部を除き非常にハイクオリティだと思うのだがどうだろう。

特に地上でのロボの白兵戦が慣性在りまくりで超かっこいい

(逆にあのカーチェイスは何だったのだろう。)

内容は要約すると

普通の女子高生(だと当初は思われていた)ヒロインが毎度さらわれて

クラスメイトとして潜入していた主人公が銃器や立体起動兵器やらを駆使して助け

なんやかんや二人の間に恋愛感情なるものが生まれたり生まれなかったり。

4作目にして最初からヒロインを付け狙う勢力に対抗して孤軍奮闘するところから始まる。

原作で言うところの「つづくオン・マイ・オウン」から

……これは本編最終巻までやるのだろうか?

実は個人的には第1話でちょっと微妙に物語に入り込めなかったのだが

第2話3話で持ち直した感がある。4話とかヤバかった

たぶん序盤の場面説明部分で、監督か脚本が”全部知ってる”ゆえに、省くとこを選定できなくて

全部説明しちゃってるようなもっさり感を覚えたのかもしれない。

記憶が確かならばしばらく主人公にとってキツイ展開が続くのだが

原作準拠と豪語するからには絶対最高の逆転劇が待ってるはずなので

震えて待て。 ……いや、震えさせられるからそれを待て

 ひそねとまそたん

原作:BONES
制作会社:BONES 監督:小林寛

OP「少女はあの空を渡る」福本莉子
ED「Le temps de la rentrée〜恋の家路(新学期)〜」

キャスト・ED歌唱:甘粕ひそね(CV.久野美咲) 貝崎名緒(CV.黒沢ともよ)
星野絵瑠(CV.河瀬茉希) 絹番莉々子(CV.新井里美) 日登美真弓(CV.名塚佳織)

BONES発オリジナルアニメ

なんだか間抜けなキャラデザと題字からまったく内容が予想できなかったのだが

搭乗機型ドラゴン冴えない女性航空自衛隊員の絆の物語である。

そう、ドラゴン型戦闘機ではなく、逆なのだ。

ドラゴンが装甲を纏い操縦者を胃袋へ飲み込み尾や足をたたんで滑空する

……我ながら意味の解らない説明文になっているが嘘偽りない事実設定である。

なんだかカタカナにすると抗生剤のようなタイトルだが

“ひそね”が主人公で”まそたん”が愛機の名称というだけで

今のところこの謎の生物を巡ってなにか忍び寄る陰謀とかそういうものは無く

この生物兵器をイキモノとして扱うか乗り物として扱うかで内輪もめしている段階。

【ゴールデンエッグス】にも似たキャラデザで

一癖ある女性キャラがリアリティのある悩み事をぶつけ合っている。

そんなわけで異常な設定ながら日常系のテイストを思わせ

されど自衛隊という事で一般とはちょっとズレた職業で

一般から逸脱した性格の主人公やら仲間やらの立ち位置が面白い。

また子供でもマスコットキャラでもない年相応の久野美咲

バリバリヤンキーな黒沢ともよの演技が新鮮。

いろいろ未知数な作品ながらそのどれも及第点を満たしているので

地味に楽しみにしている作品である。

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン

原案:川原礫 原作:時雨沢恵一 イラスト:黒星紅白
制作会社:Studio 3Hz 監督: 迫井政行

OP「流星」藍井エイル
ED「To see the future」レン

キャスト:レン(CV.楠木ともり) ピトフーイ(CV.日笠陽子)

微妙にSFではないかもしれないが実は序盤雑感①に加え忘れたのでこちらに。

ほら、フルダイブのオンラインゲームって近未来的じゃない?(言い訳)

そんなわけで【ソードアート・オンライン】の非正規史実なれど

【キノ旅】作者の公式二次創作というややこしい肩書を持つ【ガンゲイルオンライン】。

【ポリフォニカ】の様に同じシリーズを複数の作家で展開する作品は間々あるが

まさか現役売れっ子作家が同じ世界設定を持つ作品を書きたいと言い出すなんて

出版社も寝耳に水だっただろう。極めて稀なケースというやつだ。

概要としては、長身がコンプレックスの女性が小柄の肉体で動き回れるという理由だけで

オンラインゲームを始めたらそれがガンアクションだった!

始めは撃つことすら抵抗あったのでピンクの迷彩(?)を活かせる地形に潜んで

保身のために近づく敵をやっつけてたらいつのまにか”ピンクの悪魔“として名を馳せてしまって

その無敵っぷりを買った女性プレーヤーにそそのかされて公式タッグ戦への参加を

半ば強制的に決められてしまった!?ような感じである。

とにかく毎度同じことを繰り返すようだが黒星紅白のデザインしたロリっ娘がかわいい

ちょこまかと動き回り些細な事でドヤったりピンチに苦悶を浮かべる表情も最高だ。

昨年から【プリプリ】【キノ旅】と黒星キャラを拝める機会が多いのはファンとしては嬉しい。

銃が出てくる作品ばかり書いている小説家“として自身(をモデルにしたキャラ)を登場させる

時雨沢先生のユーモアも加わりほんとに製作者が楽しんで制作してるのがわかり微笑ましい良作

当然原作ありきの本作ではあるのだが、

本編よりも競技サバゲーっぽさが溢れてるこちらの方がおもしろい!と思う者も少なくないかもしれない。

個人的には劇中化の神崎エルザの歌唱曲も日笠陽子でいいじゃないか……と思ったのだが

ReoNaの歌声はそれはそれで素晴らしいので溜飲を下げているところだ。

というか単純に楽曲も好い。

なんだかんだ楽しめる要素が多くて【ヒナまつり】に続いて期待している次第である。

 Caligula-カリギュラ-

原案:山中拓也
制作会社:サテライト 監督:和田純一

OP「パラダイムボックス」式島律、佐竹笙悟
ED「HYPNO」柏葉琴乃、守田鳴子、篠原美笛、神楽鈴奈(CV.田中美海)

キャスト:式島律(CV.沢城千春) 佐竹笙悟(CV.武内駿輔) μ(CV.上田麗奈)
柏葉琴乃(CV.村川梨衣) 守田鳴子(CV.小澤亜李) 篠原美笛(CV.高橋李依)

人の脳というものは意外といいかげんなもので

視覚情報から得た映像がすべてだとどこかで錯覚している。

記憶にあるからと確信してしまうだけで、

例えばその記憶自体操作されたものだと気付く術など持たないのだ――

的な文章をどこかで見たような気がするのだが、

この作品の下地にあるのは要はそういった医学的なような科学的なような

精神とかシナプスとかは機械の電気信号やネットワークシステムに似てるねとか

何とかなくそういう話なのかなと思って眺めている。

いつも通り楽曲だけ集めていて、完全に初見なので不思議がいっぱいで楽しめている

なんとなく【lain】を連想する題材ではあるが、むしろ下記の【P5】も放送しているので

そちらにとてもよく似た構成な気がする……と思ったら、どうやらスタッフが【P2】らしい。

なるほどどうりで。

電子の歌姫を好きな者がこの造られた世界に迷い込んでいることから

ボカロPを作曲陣に起用しているのがニクい。

歌声が及ぼす影響という点でも精神医学に基づいている気がするので腑に落ちる。

【LOST SONG】で下がらなかった溜飲はそういう事なのだ。

中盤を過ぎいよいよ対抗勢力が明確になってきていて穏健派と過激派みたいな対立が始まり

作品の緊張感が増して盛り上がってきている。結末が楽しみだ。

“帰宅部”は果たして還ることができるのだろうか?

 PERSONA5 the Animation

原作:ペルソナ5
制作会社:CloverWorks 監督:石浜真史

OP「BREAK IN TO BREAK OUT」ED「INFINITY」Lyn

キャスト:雨宮蓮(CV.福山潤) 坂本竜司(CV.宮野真守)
高巻杏(CV.水樹奈々) モルガナ(CV.大谷育江)

大人気ペルソナシリーズの5作目も映像化。

悪事をはたらく大人は異空間では異形もしくはそれに準じる格好をしており

主人公がそれを打ち破ることで改心させるといった肉体派説得アクションである。

いきなり主人公が捕まるところから始まって度肝を抜かれるが

そこから供述という名の回想が始まり物語の大筋が明らかになっていく。

そのステージのボスが持つテリトリーがあり一つ一つ討伐していくので非常にゲーム的

【P4】がカレンダーアイキャッチでAVGのような演出をしていたのとは対照的に

パーティが増えたり町と街を行き来してマッピングしたりと

RPGテイストで進むので懐かしさが感性に馴染む。

主人公が怪盗という特性のためピカレスク・ロマンを唄っているが

いかんせん犯行に及ぶのが異空間のみなのでそんなに悪い行いには見えない。

それとどうでもいいことだが“ペルソナ”を完全に“仮面”という意味で使った初のシリーズかもしれない。

その仮面も福山潤のせいで完全にかっこいいしハイカラゲームの面目躍如といった様相だ。

それにしても推理考察で時間を取られるゲームとは違い

アニメではわりとぽんぽん主人公チームが真相を暴いていく。

よって”2週目”の容疑が生まれる視聴者の流れが面白い。

なんせ【P4】は通常放送の数年後に【GOLDEN】(ステータス最大値)を放送しているので

あながちない話でもない。

世間で悪者とされる人物をぶっ潰していくので見ていて気持ちがいい。

上記の【カリギュラ】と比較しながら楽しむのが吉だ。

 されど罪人は竜と踊る

原作:浅井ラボ イラスト:宮城/ざいん
制作会社:セブン・アークス・ピクチャーズ 監督:花井宏和

OP「divine criminal」fripSide
ED「décadence -デカダンス-」黒崎真音

キャスト:ガユス(CV.島﨑信長) ギギナ(CV.細谷佳正)

まずはこちらが科学幻想?と思ってる者が多いだろうか。

竜や魔法が飛び交うので異世界を舞台にしているように見えるかもしれないが

実は化学と数式の発展した技術なので、近未来と言って差し支えない世界観なのだ。

内容は不幸体質の主人公不幸増幅装置の相棒と世界の濁流に飲み込まれて

木端微塵に砕け散って継ぎ接ぎだらけの人並みを目指す暗黒幻想記で

筆者Bがこの世で一番面白いと思っている軽小説が原作の映像作品でもある。

最初からこの作品が電子映像化に向いていないことは愛好家ならば誰もが覚悟の上

始まってしまえば 醜穢さもえげつなさも性的表現も9割方削ぎ落とされてしまい

凡百な剣と魔法の物語に成り下がってはいる

最大の魅力である迂遠した言い回しで選出された罵詈雑言を聴けるだけで

制作され放送した意義はあると思っている。

(※例:折り返し地点の現段階で原作では主人公は軽く2,3回死んでいるがその表現は最低限でしか描かれていない)

主題歌も声優の割り当ても有名所を揃えただけで正直なんのこだわりも感じないし

脚本も尖った部分を極力均され、効果処理も”無色透明”に色がついていたり

人相造形も”四角い顔”の顎が鋭利だったりそもそもジヴは顔からして違いすぎだろとかは思うが

それらは”大衆向け”の結果だろうし作画はそこそこ安定しつつ独自文字を再現したり

原作が和製英語を使わない世界観なので吹き込みの際に演技指導したりと

作品を大事にしているという意気込みは伝わった。

よくこんな利益の生み出せそうにない作品を選んでくれました。

特に挿絵前任者が生み出した独創平仮名はほんと細かいところまで行き渡っている。

新聞全文字、とか。宮城さんも少しは浮かばれたんじゃないだろうか。

まぁとにかく、原作を倣ってあえて自分も和製英語を使わずに感想を書いてみましたが

非常に読みにくいですね。苦笑。原作はこれが500~600頁続きますので

これが苦でなければ手を出して見てもいいかもしれません。あくまで推奨はしませんが。

とりあえず事前に100点満点中20点を赤点に設定していたので、全然及第点

特典の小説等も欲しいので既に電子媒体は予約済みです


最後までお読みいただきありがとうございました。

あくまで-type.B-、つまり筆者Bの独断と偏見による感想ですので

ぽんばし通信の総意を示すモノではありません、あしからず。

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