2018春アニメ序盤雑感-type.B-⑤ ~金カム、ニルアド、奴隷区 他~

2018春アニメ注目の現代ファンタジー作品を紹介!

皆さん、2018春アニメ楽しんでますでしょうか。

まだアニメにハマってから6年目の筆者Bが

とりあえず序盤を視聴してみた雑感を書き綴ってみます。

(語彙がないので過去作品を例に出すあたり容赦ください。)

ゴールデンカムイ

原作: 野田サトル
制作会社:ジェノスタジオ 監督:難波日登志

OP「Winding Road」MAN WITH A MISSION
ED「Hibana」THE SIXTH LIE

キャスト:杉元佐一(CV.小林親弘) アシㇼパ(CV.白石晴香)

いきなり現代ファンタジーじゃなくね?という選出だが、

まぁ大正明治辺りはまだ近代と呼んで差し支えないでしょう。続けます。

正直題材といいキャラデザといいアニメ化が発表された時点では

全くもって興味なかったのだが

前期の【刻刻】と同じ新鋭アニメ制作会社ということで試聴してみた。

――いいじゃん、これなまらおもろいやんけ!

舞台は北海道で、病に伏す者のためという名目ではあるが大金が必要で

埋蔵金と発掘・採掘する男とアイヌの少女二人による冒険譚。

ガリンペイロという言葉が相応しいかもしれない。

【ジョジョ】にでも出てきそうな風貌に堅苦しい絵柄なので

てっきり薄暗くきな臭いシリアスものかと思えば

日常シーンだけでなくそれこそ戦闘シーンでさえ弛緩した雰囲気がぽつぽつと浮かび

何とも言えない空気感のある会話が特徴で、

なによりバトル物ではなく探索物という切り口が新しい作品だ。

明治の日本版【インディジョーンズ】といったところか。

主人公が中々テンプレートに収まってなく、

強面の割には命の恩人の少女に敬称つきで呼ぶあたりに彼の本質が表れている。

ヒロインは言わずもがなわかりやすくかわいく、

アニメ化によって知名度が上がれば【サムスピ】ナコルル以来のアイヌ美少女として

語り継がれる、かもしれない。(※【うたわれるもの】は含めない)

とにかく何にも似てないストーリーなので展開が読めなく新鮮

また新選組が絡んでくるのでそっち方面にも訴求。

かなり個性的な作品だと言えるだろう。

 ニル・アドミラリの天秤

原作:アイディアファクトリー
制作会社:ゼロジー 監督:たかたまさひろ

OP「耽溺ミラアジュイズム」kradness
ED「Black Thunder」下野紘

キャスト:久世ツグミ(CV.木村珠莉) 尾崎隼人(CV.梶裕貴) 鴻上滉(CV.岡本信彦)
星川翡翠(CV.逢坂良太) 鵜飼昌吾(CV.木村良平) 汀紫鶴(CV.鈴村健一)

大正時代が舞台というこれまた現代とは言えないが近代なので以下略。

ニルアドミラリが一体どういう意味なのかも解らないし

乙女ゲーなので当然触れたこともないのだが

なんとなく絵が独特なので視聴してみることに。

……結局いまのところ何を以って“何事にも驚かない”天秤なのかはよくわからない。

主人公なんてむしろ常に驚きっぱなしではないか。

端的に言うと禍々しいものが視えてしまう主人公がイケメンだらけの調査団に入隊し

奇書を巡った不可思議な現象や事件を解決していく探偵もののような雰囲気で

個人的にはまぁなんとなく楽しめている。

やはり特にわけもなく主人公が最初から持ち上げられる流れに伴う違和感があるが

扱う題材が強い感情に支配される何とやらなあたりが中二病臭くて嫌いじゃない。

なにより絵が綺麗。アニメで動くにしては線の多い珍しい絵柄ではないだろうか?

内容はあるようでやっぱり無いようなのだが、それ以上に主題歌の起用が謎。

作中はスタイリッシュなのに無駄に煽情的で、

本編とかみ合っていないように映るのだがどうだろう。

いや下野紘の新曲とか超ダサかっこよくて好きなんだけどね。

なんだよブラックサンダーて。若い女性に大人気!なお菓子かな?笑。

声優的にはさすがフィットしてる配役だが、なんとも事務的。正直乙女ゲーはそういうの多い。

有名どこで固めてある作品はそのあたり顕著だ。

その中にあっても逢坂良太流石の演技力で、ほんとこの人はクレジットみないと分からないな。

盛り上がりに欠けるところはあるが、逆に面白くないところも特にないので

最後まで追いかけるだろう。

 魔法少女サイト

原作:佐藤健太郎
制作会社: production dóA 監督:松林唯人

OP「Changing point」i☆Ris
ED「ゼンゼントモダチ」山崎はるか

キャスト:朝霧彩(CV.大野柚布子) 奴村露乃(CV.茜屋日海夏)
潮井梨ナ(CV.鈴木愛奈) 穴沢虹海(CV.芹澤優)

この作者は魔法少女に何か恨みでもあるのだろうか。

いや、正直前作の【魔法少女・オブ・ジ・エンド】も読んだことは無いのだが

あの表紙が魔法少女をリスペクトしているとは到底思えない

だからといって批判したいのではなく、それもまたエンターテインメントとして成立するので

個人的な興味は無きにしも非ず。少なくとも【俺】よりは数倍の訴求力がある。笑。

【地獄少女】も真っ青な陰惨なイジメのシーンからスタート。

その後“地獄通信”のようなサイトに潜む全くかわいくない”キュウべぇ”的存在から

魔法少女になろうぜとそそのかされる。

【魔法少女育成計画】のように殺し合いに発展したかと思えば

能力の使い過ぎで”散華”もしくは”ソウルジェム”が濁るような演出になり……

驚いた、オリジナリティの欠片もないじゃないか!

逆に言えばある意味魔法少女という作品を研究しまくってるとも言えなくもない。

ここまでアンチテーゼを極められると清々しくもある。

アニメの絵柄もどこか【スクイズ】を思わせる辺りがもう完璧だ。

イジメに伴う不快感は【3D彼女】にも同等のものがあるが効果は真逆で

ひたすらに悪い方へ悪い方へ引力が働いている。

胸糞悪くなるオンパレードでけして大好きだとは言いたくない作品だが、

正直【され竜】に欲しかったのはこれぐらいの開き直りである。

よってそれよりは面白いと思えるアニメだ。

……まぁOPを見る限り、救いはなさそうではある。(それが好い)

 奴隷区 The Animation

原作:岡田伸一 作画:オオイシヒロト
制作会社:ゼロジー×ティー・エヌ・ケー 監督:倉谷涼一

OP「カラカラな心」阪本奨悟
ED「BJ」Pile

キャスト:荒川エイア(CV.山村響) 大田ユウガ(CV.鈴木崚汰)
葛飾ジュリア(CV.千本木彩花) 新宿セイヤ(CV.緑川光) 豊島アヤカ(CV.木下鈴奈)

タイトルの“ドレイク”という言葉の響き重視の出オチ感が半端ない問題作だが、

こちらはまだ完結していない時期に原作を読んだことがあるのでひそかに楽しみだった作品。

手段は問わずなんでもいいから勝負をし

相手の精神を支配下に置くことを掛け金とするサバイバルゲーム

見る感覚としては【賭ケグルイ】に近い

もしくは、ルールを定義しお互い同意を示してからゲームに入り、

決着後任意の拘束支配下に置かれることから【ノゲノラ】っぽいともいえる。

まぁ、雑多な現代の都会が舞台になっているので

猥雑な欲望が渦巻く辺りやはり前者の方が近いだろう。

もともとの漫画の絵が勢い重視なので作画はむしろ良好、

ストーリーも説明的な場面は簡略化され分かりやすくなっており

今のところアニメ化に伴う懸念はほぼ回避されていると思う。

変質者的な描写もそのまま流れたし。

ただ、冒頭で述べた通り題材と入口は面白そうに映るのだが

いかんせん登場人物が凡人ばかりなので騙し合いがヌルく

実は最終巻までは読んでいない。

これを機に結末を知っておこうと思う。

尚、こちらも胸糞展開が続くが上記の【魔法少女サイト】に比べればやはり軽い

……とか事前の印象はある者の、今のところアニメは楽しめている。

犬さんの活躍(?)が面白い。

 デビルズライン

原作:花田陵
制作会社:プラチナビジョン 監督:中野英明

OP「Eclipse」蒼井翔太
ED「そっと溶けてゆくように」宮野真守

キャスト:安斎結貴(CV.松岡禎丞) 平つかさ(CV.石川由依) 李ハンス(CV.木村良平)

【東京喰種】によく似た設定、動かない作画、迫力の薄い残虐シーン、

そして不必要なエロスという要素から”東京ダイナミック王様僧侶“と揶揄される本作。

主人公が半分吸血鬼で食うか食うまいか葛藤したり

人類vs怪物の構図が出来上がっていたりグロいシーンが多かったりで

そもそも吸血鬼化した目の表現的な意味でも

正直【東京喰種】っぽいというのは同意だが、他の3つの要素に関してはどうだろう?

まぁあの冒頭でヒロインがどうして主人公に好意を持てるのか全く理解できないので

“僧侶”部分も納得できるかな。いったいどんな神経してるのだろう。

ただ【喰種】は根幹に種の存続やら複雑な精神やらが理詰めに絡まっているのに対し

こちらはもっと直接的で超常的な肉体バトルで微妙に楽しみ方は異なる。

映像も、声優陣の喉に負担の掛かりそうな迫真の演技に比べれば少し弱い程度だし

蒼井翔太のOP死ぬほどかっこいい

モブのキャラデザが見分けつかないのも

逆に言えば社会に溶け込んでいる吸血鬼という意味では理に叶っているかもしれない。

シリアス故にちょっと間抜けに見える部分も確かにあるが

基本的には楽しめている。

ほんと、主人公カップルの謎の恋愛感情だけが納得いかないだけで

他はそこそこ面白いのにすべての事象がその恋愛脳に直結するので

もどかしいような何とも言えないまま最後まで見てしまいそうだ。

 東京喰種トーキョーグール:re

原作:石田スイ
制作会社:studioぴえろ 監督:渡部穏寛

OP「asphyxia」Cö shu Nie
ED「HALF」女王蜂

キャスト:佐々木琲世(CV.花江夏樹) 瓜江久生(CV.石川界人)
不知吟士(CV.内田雄馬) 六月透(CV.藤原夏海) 米林才子(CV.佐倉綾音)

そしてこちらが【デビルズライン】を真っ向から受ける【喰種re】。

これまで【√A】までを見てこれた者であれば全く問題ない期待通りの出来である。

逆に言えば途中分岐したこの【√A】を通っての今回の【re】(だと思うの)で

前作で無理だった人はやはり受け入れられないだろう。

あと原作の絵の雰囲気を期待してる人は

あれをアニメで動かすのは土台無理な話なので諦めよう。

これまでの登場キャラが配置を変えて活躍する光景は

オールスター入り乱れてこれまでのファンにも新鮮に映るだろう。

とはいえ、一応主人公がカネキくんからハイセさんに替わっているので

これまでの【喰種】を見てなくても大丈夫、かもしれない。

逆に、【無印】を見てない人が【re】だけをみてどう思うのか気になる。

ピエロが本性を現すまで「どっちを応援すればいいの!?」感は

おそらく最初から辿ってる人より強く感じるだろう。

内容的には人類の天敵の”食種”対策捜査官のいまいち頼りない面々が奮闘する

ダークファンタジーバトルアクション。だが、

人と”食種”双方の尊さと醜さが白日の下にさらされるので

正直どっちにも感情移入できてしまう。

そんな勧善懲悪ではなりえないテーマがかなり気に入っている。

そりゃあ原作と違うところも多少あるが、それはそれ、これはこれ、で

個人的には安定して楽しめるコンテンツだ。

……ただ、この声優がこのメンツでラジオ(グルラジ)がないのが悔やまれる。

花江夏樹×内田雄馬で絶対面白くなるのになぁ。


最後までお読みいただきありがとうございました。

あくまで-type.B-、つまり筆者Bの独断と偏見による感想ですので

ぽんばし通信の総意を示すモノではありません、あしからず。

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