2018春アニメ完走日記-type.B-⑤

2018年春アニメのバトルファンタジー作品をピックアップ!

皆さん、2018春アニメ楽しみましたでしょうか。

まだアニメにハマってから6年目の筆者Bが

見終わったアニメの感想を書き綴ってみます。

序盤の印象はリンク先に綴ってあります。

覇穹 封神演義

原作: 藤崎竜
制作会社:C-Station 監督:相澤伽月

OP「Treasure in Your Hands」Fear, and Loathing in Las Vegas
ED「無形のアウトライン」やなぎなぎ

キャスト:太公望(CV.小野賢章) 四不象(CV.櫻井孝宏) 妲己(CV.日笠陽子)
聞仲(CV.前野智昭) 王天君(CV.岡本信彦) 申公豹(CV.鳥海浩輔)

ジャンプが誇る幻想封神演義も2クール終了。

こちらについてはもうさんざんいろんな方の感想を

恐らくはみんな見た後であることは想像に難くない。

そう、これを最後まで視聴してしまった猛者であれば

他の人がこれを見てどう思ったのか気にならざるを得ないからである。

そして「そう感じたのは自分だけじゃなかったのか!」と溜飲を下げる。

もはや、そうした共感でしかこの作品の価値はない。

好かった点を挙げるなら、キャラデザがちゃんと藤崎竜のデザインに近いというところ、

……くらいだろうか。太極符印なんて今じゃなきゃ多分再現できないし。

超豪華声優陣も、キャスティングは比較的間違ってはいない、

だがおそらくアフレコ時に絵は完成してなかった上にあんな詰め込まれた台詞量で

演技する余地がなかったと思われる。

なので皆さん声を作るというよりは地声に近い色で演技をするといった具合。

悪くはないけど無難……というのが率直な感想だ。

それでも妲己の日笠陽子竜吉公主の早見沙織はイメージ通りかな。

是非彼女たちで聴きたかったというファンは多いだろう。

もう何が悪かったかといえば冒頭の謎のネタバレアバンと二重回想に尽きる。

一通り原作は読んだうえでうろ覚えで練りましたと言わんばかりの脚本。

場面が違うのに原作通りの台詞を切り貼りするものだから

原作の意図することの真逆の印象に映ることもしばしば。

適当にその場面を扱わないでくれる!? 安易にその言葉を使わないでくれる!?

と原作を知っていればいるほど受け入れがたい現実に直面する。

ここまで賞賛する声が欠片も見当たらない作品を他に知らない。

ネタにもできない酷い出来だったと満場一致だ。

特に、13話・14話を完全に総集編だと思ってそんなの挟むくらいなら

少しでもストーリーをちゃんと描いてくれよ……と嘆いていたら総集編じゃなかった!

次回14.5回が総集編だ!となったときの脱力感は計り知れない。

原作者がとにかく喜んでいた【うしおととら】とは違い、

藤竜自身がこのアニメ化にどういう思いを抱いているのかは分からない。

だが意外に、もしかしたら、【銀河英雄伝説】※1のほうはいい出来なので

そっちでまぁいっかとなっていたら、――いいんだけどなぁ。

※1【銀英伝】のコミカライズを担当しています。

それにしても、大ヒット作と謳われながら2度のアニメ化崩壊を味合うとは

女媧のやっていることが現実味を帯びてしまって、まぁなんと皮肉なことか。

というか女媧を引き摺り出さずしてなに勝手に終わってんのさ。

されど罪人は竜と踊る

原作:浅井ラボ イラスト:宮城/ざいん
制作会社:セブン・アークス・ピクチャーズ 監督:花井宏和

OP「divine criminal」fripSide
ED「décadence -デカダンス-」黒崎真音

キャスト:ガユス(CV.島﨑信長) ギギナ(CV.細谷佳正)
ジヴーニャ(CV.日笠陽子) レメディウス(CV.杉田智和)

アニメ化失敗例には明確な要素がいくつかあると思っていて、

①無理に広範囲のエピソードを取捨選択できず全部詰め込もうとする

②故に圧倒的にスケジュールが前倒せていない(延期・遅延等)

③適合した声優を探す努力を怠ったせいか、全員が無駄に豪華声優

加えて、グロい・エロいシーンの緩和等があるだろうか。

これを【され竜】the animationに当てはめてみると

①は1クール1巻だけに留めておけばよかったものを無理して灰までやった上に

超絶シリアスなエピローグに屈指の人気短編(コメディ)を中途半端に挟んだせいで

どっちも反故にし、最終話に一冊分の過去編を一話に詰め込んだよくばり脚本

【六花の勇者】がきちんと1クールを一巻分だけに収めているからこそ

あれだけの情報料を視聴者に与えられたのだ。(売れたわけではないけれど)

②は言わずもがな半年の延期、③もご覧の通りほんと有名声優ばかり出て来たし

レメディウスとズオルーを別の人物に演じさせるというお粗末な配置も見られた。

そして案の定グロいシーンは綺麗に均された。

……程度が軽いとはいえ、上記の【封神演義】と全く同じことが言える。

まぁ、正直懸念した通りの凡百な幻想奇譚に成り下がってしまった形で

正直完全に想定の範囲内。

監督か脚本が愛情故か欲張ってあれもこれもと詰め込んで

いろんな人に見てもらおうと尖った部分をそぎ落とされてしまっただけで

物語や信念に大きく矛盾が生じたわけじゃないからまだマシかもしれない

実際無念だがどだいアニメ化には向かない作品だと始めから解っていたので、傷は浅い。

声優出演特番も、真剣には取り組んでくれたがどうやら作品を好いてる様子はなくて

逆に安心したりしたものだ。笑。

それでも、筆者Bはこの作品が(原作は)大好きなので、

貢献の意味を込めましてパッケージ版は買います。

……なぜ【ゴールデンカムイ】や

はやまた【邪神ちゃんドロップキック】さえできたことができないのか。

ジェノスタジオがいつかリメイクしてくれないかな。

余談だがヨーカーンって一話にほんのちょびっと出てきたくらいで出番あったっけ?

もしかして2期やるきまんまんだったりするのかな。

もう今回のが無印で次のがDDってことにしてまた最初から作り直してくれないだろうか。

ほら、ちょうど【封神演義】と似た様な世界観で2週目展開してるんだしさ。

グランクレスト戦記

原作:水野良 イラスト:深遊
制作会社: A-1 Pictures 監督:畠山守

OP「凛」ASCA ED「衝動」綾野ましろ

キャスト:テオ(CV.熊谷健太郎) シルーカ(CV.鬼頭明里)

“ダイジェスト戦記”と揶揄されたこちらも2クール完走。

序盤雑感では”地味”と称し、初期の印象は割と普通だったのだが

折り返し地点を回るころにはこれは地味なのではなく堅実というべきで、

回を追うごとに面白くなっていったと個人的には思っている。

やや気おくれしている男性陣が情けない!と感じていたが

主要キャラの活躍が目立ってくることによって女性を守る御仁の割合が上昇。

結果勧善懲悪から正義VS信仰という陣地争奪戦に発展。

主人公も自分が傲慢であることを自覚しながら領地を拡げ紋章を掲げていくので

こうなると完全に好みの範疇にがっぽり収まる。

そうそう、こういう幻想水滸伝みたいな展開が好きなんだよ!

結局田舎の故郷が一番大事なとことか、なんだかんだ嫁に甘過ぎね?なとことか

なんだよやるときはやんじゃねーか!と積極的になってきた辺りで見る目が変わった。

うん、人間味あっていい主人公じゃないか。

あとあまりメインになりにくい立場・見た目・設定のヒロインが普通にかわいい。

これも結構大事。末永く爆発してほしい。

敵キャラがちょっと小物臭が拭えなかったのが残念といえば残念か。

こうなってくると序盤の地味さがやや心残りとなる。

正直面白くなるとは思わないで眺めていたので若干うろ覚えだ。

二人の慣れ初めなんて確か主人公の方がヒいてたような?

ちょっと原作に手を出して読み直したい次第だ。

あと主題歌OPEDの4曲何れも好み。ハズレ無しは素晴らしい。

合ってるしかっこいい。

LOST SONG

原作・監督:森田と純平
制作会社:LIDENFILMS × ドワンゴ

OP「歌えばそこに君がいるから」鈴木このみ
ED「TEARS ECHO」フィーニス

キャスト:リン(CV.鈴木このみ) フィーニス(CV.田村ゆかり)
アル(CV.久野美咲) ポニー・グッドライト(CV.たかはし智秋)

ズバリいうと”惜しい作品”。

設定とか素材は一級品なんだから料理次第ではもっと面白くなったのに!

と思わざるを得ない。

というのも、いくらなんでも7、8話でやっと物語が動き出すのは遅すぎる。。

なんだ、ただのハイファンタジーじゃないちゃんと浅からぬ下地があるじゃないか!

まぁある意味このまま終わるわけがないと思わせてくれたPVがあったおかげで

視聴を続けていたのだが、

それまで何度も「もういいかなぁ観るの」と思わせちゃうのは悪手じゃなかろうか。

その一番の要因は敵キャラ。

敵キャラが三下すぎてまったく脅威に感じない。

ほんと一昔前の典型的な悪代官でなぜ部下がそいつの下に仕えているのか理解できない。

そいつの首撥ねちゃえば全部解決するんじゃない?と思ってしまうと

どんな展開を辿ろうと遠回りしてるようにしか感じないのだ。

監督と志倉千代丸の対談が読めるサイトがあるのだが、

そこの志倉氏の発言に完全に同意である。序盤にも”掴み”は必要なのだ。

志倉さん、これ5pb.でリメイクしてくれませんかね?笑。

それにしても【封神演義】と同じクールだったのは幸か不幸か。

フィーニスさんの行動が女媧と被ってますよ。笑。

実はリンと交互に映っていたフェーニスの視点は時間軸が違い

過去の話だと終盤で分かるのだが

なるほどとは思って見直したくなっても

見直したところであの対して面白くなかった部分を見せられるのもどうなんだろう。

個人的に声優初挑戦(?)の鈴木このみは許容範囲内。

【ナナマルサンバツ】に比べればぜんぜん聴ける。

田村ゆかりと配役が逆だろという感触は最後まで覆らなかったが

演技自体はほとんど物語を阻害しなかった。

なにより歌声の説得力が大きいので本人が演じることの必然性もある。

いやぁ、ほんと途中で切らなくてよかった。

フィーニスが絶望するシーンがもうちょっと早かったら素晴らしいアニメになっていたと思う。

そりゃあ短時間の交流で茫然自失するほど堕ちるかといえばそんなわけはないが

この8話の間で二人が接する場面はそんなに多くなかったので、そう感じてしまう。

ところで、リンはフィーニスの子供でした(もしくは生まれ変わりました)

という解釈で合ってるだろうか?

東京喰種トーキョーグール:re

原作:石田スイ
制作会社:studioぴえろ 監督:渡部穏寛

OP「asphyxia」Cö shu Nie
ED「HALF」女王蜂

キャスト:佐々木琲世(CV.花江夏樹) 瓜江久生(CV.石川界人)
不知吟士(CV.内田雄馬) 六月透(CV.藤原夏海) 米林才子(CV.佐倉綾音)

分割2クールなので完全に途中で終わってしまっているが

……どうやら√Aは通ってなかったらしい

逆に言えばちゃんと原作に準拠しているという事になる。

……じゃあ√Aはいったいなんだったのだろうか? まぁいいか。

原作ファンとしては大体満足。

原作がそもそも映像化に易しくない絵柄とストーリーだが

上手くアニメーションに落とし込んでいると感じる。

どうやらグールVS捜査官のバトルを描きたかったらしく

アクションシーン以外は駆け足で処理しているので

深い理解や余韻がほしい人は是非原作を読んで2度楽しもう。

唯一許容できないのがED。女王蜂も曲自体も嫌いではないのだが、

いかんせんドシリアス流血凄惨バトルの直後にあの軽快な音楽である。

余韻ブレイカーにもほどがあるだろ

これで女王蜂の評判が下がったらどうするんだ!?

逆にOPは超個性的で不協和なのに疾走感あるという謎のアーティスト&楽曲。

……よくこんなぴったしの楽曲探し出したなぁ。

凛として時雨ばりのカオティック感が堪らない。

というかカネキ君が帰還したタイミングで初代テーマソング流すとか粋過ぎるだろ。

おそらく秋からの2クールは最後までを描くだろう。楽しみだ。

魔法少女サイト

原作:佐藤健太郎
制作会社: production dóA 監督:松林唯人

OP「Changing point」i☆Ris
ED「ゼンゼントモダチ」山崎はるか

キャスト:朝霧彩(CV.大野柚布子) 奴村露乃(CV.茜屋日海夏)
潮井梨ナ(CV.鈴木愛奈) 穴沢虹海(CV.芹澤優)

賛否両論吹き荒れる問題作も完走。

極悪の胸糞展開にフルイにかけられまくる本作だが、

評価を気にせずちゃんと原作の持つ雰囲気を損なうことなく映像化、

そういう意味ではちゃんと届くところには届く作品になったのではないだろうか。

理不尽に我儘身勝手な思考をも濁さず再現してるので

リアリティがあってエンターテイメントとして割り切ってみれば楽しめるはずだ。

実際にいたら敬遠、遠慮したい人物像なのは間違いないが。

一つ気になると言えば、ヒロインの能力“時間を止める”が強力過ぎて

それ使えば一発じゃね?という場面がいくつかある事。

まぁ乱発すれば命に係わるという制限はあるので、それでお茶を濁してはいたが。

命を軽視した殺伐とした作風でありながら見るに堪えないレベルまで行かないのは

ところどころの胸糞ギャグが秀逸だったからかもしれない。

主人公の兄の言動全てが救いようのないクズで突き抜けているのがまた面白い。

過ぎた暴虐はむしろチープさを加味させ笑いを引き起こすのだ。

そしてなにより、これはデスゲームの皮をかぶった濃厚な百合アニメでもある。

主人公とヒロイン(とあえて言い切ってしまうが)は始めはドライな関係だったのに

様々なイベント(窮地)を重ねるうちにいつしか共依存とも呼べる絆を育んでいく。

なぜか原作にある男性との絡みは省略される徹底ぶり。

下手な百合作品よりも強固な、されど恋慕というには初々しいやり取り

顔がニヤけるのを止められない。

物語はそれどころじゃないのだが、切迫した状況であればあるほど燃え上がるというのは

古今東西さまざまな創作物で描かれてきた風潮。これは紛れもなく愛である。

錯乱トリックとでも名付けよう。笑。

間違っても人に薦めたいとは全く思わない

この作品が好きだと声高に叫ぶ人はサイコパスかなとさえ感じるが

個人的に満足度は高かった。


というわけで

最後までお読みいただきありがとうございました。

あくまで-type.B-、つまり筆者Bの独断と偏見による感想ですので

ぽんばし通信の総意を示すモノではありません、あしからず。

2018春アニメ感想日記

2018春アニメ感想日記-type.B-①【美少女】

2018春アニメ感想日記-type.B-②【恋愛】

2018春アニメ感想日記-type.B-③【ギャグ】

2018春アニメ感想日記-type.B-④【バラエティ】

2018春アニメ感想日記-type.B-⑤【バトルファンタジー】

↓順次公開予定↓

2018春アニメ感想日記-type.B-⑥【SF】