『AKT飲み会』行ってきた③AKT飲み会インバイト村田蓮爾 in space caiman【レポ】

村田蓮爾4冊目の画集発売!

2月26日に一般発売される村田蓮爾第4弾画集[廉価版]の発売を記念して

フライングゲット&サイン会が開催された。

あれ、もっと出してないっけ?と首をかしげた方は

それはおそらくアニメ画集をカウントしていると思われる。

そういった版権に関わらないオリジナルの画集。

……まぁ正直クオリティや村田蓮爾らしさというモノは何れも甲乙つけがたいので

好きなら当然どっちもチェックしてますよね!?

というわけで、そちらを祝したトークイベントが

彼ら御用達のspace caimanで行われたので、そちらに参加してみました。

浅田さんと田島さんは以前世界堂のイベントでお見かけしたことがありますが

上條さんは数時間前のHMV以来二度目で、村田さんは完全に初めて。

見た目すら写真でも見たことなかったです。

写真を撮っていいのかどうかわからなかったので自分のはありませんが、

他の参加者さんのtweetを後の方に載せておきますね。

上條淳士×浅田弘幸×田島昭宇×村田蓮爾トークイベント

space caimanへ足を運ぶのは昨年の浅田弘幸展以来二度目

少々解り辛い場所にあるが今回は長蛇の列が出来ていたので

簡単に見つけることが出来た。

実際この日3回ほどあったサイン会は落選したので競争率は高かったように思う。

逆に言えば、この飲み会の方が”ダメ元”だったので、

届いた当選メールを疑わずにはいられなかった。

受付で名前を伝えて入場できてようやく一安心。

ドレスコードは?資格は?条件は!?とそれまでびくびく。

というのも、アルコール一瓶とおつまみ付きでこのお値段という事は

せいぜい入場料は映画を見るより安い金額となる。

え、サイン会洩れたから画集買えてないんですけどいいんですか!?

と疑いたくなるほどの値段だったのである。

おおよそ広くない空間に80余人が詰め込まれトークショー開催。

HMVの時も思ったが、一番キャリアのある上條先生が場を回す事に違和感がある。

こういうのって後輩がやらされるものではないのだろうか。

いや、”敦士の部屋”だからこれでいいのか。

早速村田へ”12年ぶり”の画集発売であることに突っ込みが入る。

ことあるごとに編集につつかれながらようやく漕ぎ着けたこの画集は

ほんとについ先日まで作業してたとの事。

いつも豪華版を出してから廉価版を出していたのに

今回は[-standard edition-]が先なのもそれに関係してそうだ。

ここで編集の愚痴タイム(笑)が始まる。

そもそも本日あったサイン会に村田が寝坊で遅刻。

おまけにサイフを部屋に忘れてタクシー代を立て替えてもらうという散々な始まり。

「つまり今は一文無しなの?」と上條の一言で場内爆笑。

うん、笑いごとじゃないけどね!

サイン会が無事好評のうちに終って良かった。

ついでに大友克洋トリビュートでの裏話も暴露。

江口寿史氏よりも人を待たせた男として紹介された。

そんな村田は若き才能を伸ばす授業を行使する立場にもある。

仕事も絶えないだろうしその多忙っぷりが垣間見えた瞬間だ。

上條もそれを分かっていて、「寺田(克也)くんと2台巨頭だよね」と画力に対して太鼓判を押す。

さぞや嬉しかろう、と思いきや「ほんとやめてください!」と芸人の様な返しをするかわいい一面も。

「あの人はほんと化け物」といつのまにか4人がそこにいない寺田氏を褒めちぎる会と相成った。

上條が村田の画集に見入って進行が止まりかけたところで

自然な流れで質問コーナーへ。

村田のデザインへ関心が及び、特別好きなもの参考にしてるものは昔から変わらない、とのこと。

(ボクス?とかボックス?という名詞がでたが詳細は分からない。申し訳ない。)

あのレトロな各種パーツはそれに準ずるものである。

フェチズムを聞かれると腰回りから太ももの肉付きのいいライン、要はお尻。

これには他の3人も同意。

確かに彼の描く美少女は後ろ向きが多いし、割とむっちりめに描かれる。

下腹部や腹筋を書き込む絵師は多いが

脊柱起立背筋や胸腰筋膜周辺をこんなに肉厚にしかも魅力的に描く者は

実はそんなに多くは無い。(単純に難しい)

ただ、あくまでメカや小物をデザインするのと基本的には変わらないとのことで

情熱の偏りが生じてるわけではないし、それは恐らくファンにも伝わっているだろう。

浅田にはデジタルへの移行についての質問が。

独特のフィルターによりアナログとの明確な差異をつけているが

それは手描きじゃ絶対できないことを見つけられて楽しんでいるかららしい。

【テガミバチ】といえば紫を基調とした色合いを想起してしまうだろう。

作品を印象付ける目的ももちろんあったが

印刷の際もっとも思い通りにいかないことが多い色で遊べる事が大きいという。

(もっとも、それは直前の【PEZ】で確立した手法だろうが。)

それに伴い村田はというとコピックからデジタルへ移行した境が分からないほど

スムーズに馴染んでいるという話に。

確かに写真でも加工したんじゃないかというくらい写実的な着彩を

アナログの時から確立してした彼。

さぞかし念入りに調整し見極めて移行したのかと思いきや

「画材を一式大阪に忘れてしまったから」というとんでもない事故がきっかけ。

それで仕事をこなせるんだからさすがっス!

筆を選ばない多彩っぷりと同時に

図らずもまた彼のおっちょこちょいな部分が明かされてしまった。

そんな中、田島へ飛んだ質問は「それぞれの第一印象は?」とふつおたっぽい内容。

「俺だけそんな?」と笑うと上條のスケボー+短パン姿にヒいたエピソードを披露。

「やべ、ヤブヘビだった」と苦笑する上條はまさしくそんな面影が垣間見える表情をしていた。

ここで思ったのは、浅田の空気の読みっぷりである。

HMVではがっつり話してたのに、ここでは聞き役に徹していて

かといって相槌は忘れず時折フォローしたり追撃したりする。

先輩にも後輩にも好かれる理由がここで発見できた気がする。

上條と浅田の「今日俺たち散々しゃべったからさ」

の言葉を真に受けたかどうかは定かじゃないが、

この日最も場を温めたのは間違いなく田島であろう。

担当との確執やら雪道の危険すぎる奮闘記とか

身内との気の置けないやり取りやら

ここに書いていいかどうか憚れる内容も含めて笑わせてくれた。

3人とも自分の話をしつつ村田へ繋ぐ自然なチームワークで

ほんとに仲がいいんだなぁと和ませてくれる飲み会。

途中休憩もはさんでおおよそ2時間以上に及ぶトークショーに

入場者全員に行き渡るほどのお土産の大盤振る舞い、と

満足度としては申し分なかったと言わざるを得ない。

4人の中では村田だけ比較的付き合いが短いだろうが

最後4人でなんかやろうぜの声に出版社側が快く返事をした!?

もしかしたらAKTMとしてなにかが動きだしそうな未来を提示して

最高の余韻のままそろそろお開きの時間に。

最後の最後で3人から村田へケーキと花束がサプライズで手渡され

壁一面に飾られた村田のイラストの少女に負けないくらいの

参加者全員の笑顔で包まれたspace caimanでの一幕。

仲の良い同業者がしゃべってるのを聞くのはほんとに楽しいですね。

そう実感した一日でした。

くっそ、[廉価版]で十分かなと思ってたけど

最後の話聴いてたら後日発売の[豪華版]も欲しくなってしまったじゃないか!


それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

少々うろ覚えで順番やニュアンスが違うかもしれませんが

ご意見指摘等喜んでお受けいたしますので指摘お願いします。

尚、田島さんのお話しは門外不出にした方が良いと思ったので

大幅に割愛しております。ご了承ください。

(喫煙所に居たのでほんとに聞いてはいけない情報も聞いちゃった気もしてますが……)

あ、もちろん画集は買いましたよ~

↓加えて他の参加者の声をまとめてみました↓

皆さんも楽しそうでなによりです。

参加者の声

↓パート①「AKT・村田蓮爾とは」↓

↓パート②「キチレコ×HMV 上條淳士×浅田弘幸×谷澤智文 トークショー」↓

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